内容説明
リンのすむ海辺の町に、毎年夏になるとロビーがやってきます。やがておわかれの日がきますが、はなれたくないふたりは、こっそり赤い帆のボート「アイランダー号」にもぐりこみます。いつのまにかねむってしまったふたりを乗せ、ひとりでにうごきだしたアイランダー号。ボートがたどりついた先は?そこで2人がすごした時間は…?ケイト・グリーナウェイ賞候補作品。
著者等紹介
ダンモア,ヘレン[ダンモア,ヘレン] [Dunmore,Helen]
1952年イギリス、ヨークシャー生まれ。大学卒業後、フィンランドで英語を教える。その頃から詩や小説を書き、学校や病院などで朗読や詩のワークショップもおこなう。1996年にA Spell of Winterでオレンジ賞を受賞、その後、大人向けの小説から子どもの本まで幅広い作品を精力的に発表している
コッブ,レベッカ[コッブ,レベッカ] [Cobb,Rebecca]
2004年ファルモース美術大学を卒業後、ヘレン・ダンモアの2作品のイラストを担当、その後、文と絵を手がけた『Missing Mummy』でケイト・グリーナウェイ賞オナー。イギリス、ファルモース在住
三辺律子[サンベリツコ]
東京都生まれ。英米文学翻訳家、白百合女子大学大学院児童文化学科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
38
汽車が、汽笛をならしました。シュッシュッとけむりをはきながら、ぐうっとカーブをきります。「海だ!」 ■夏の冒険のお話を読みました。夏の友達、夏の思い出。■ドキドキわくわくな冒険譚。現実味のある心理描写。絵本から、児童書のファンタジーに進む手前の1冊に良さそうです♪ ■ボートがたどりついた先は? そこで2人がすごした時間は…? 心踊る ちょっと不思議なお話でした (*・ᴗ・*) (2011年)(→続2019/08/17
mntmt
22
イギリスのコーンウォール地方が舞台。夏の海。二人だけの世界。素敵だ。この思い出は、宝物になるね!原題:The Islanders2015/12/27
マツユキ
16
海辺の町に住むリンは、毎年夏に家族でやってくるロビーと仲良し。ふたりは秘密の島を作る計画をしていて…。二人の冒険に心躍る。こんなことやっていたなあ、というリアルからの…。思っていた以上にストーリーを楽しめました。絵もきれい。2022/02/25
魚京童!
8
愉しかった。思い出補正。「まわりくどい まわりくどい まわりくどい そのもの言い」2020/06/02
niaomi
8
少年と少女の無邪気な冒険、ちょっぴり不思議な物語。大人からみると少し甘酸っぱくもあり。2018/07/08