内容説明
本書は、教師の「見方・考え方」を問う本であり、「学級崩壊」「いじめ」「教師の精神疾患」などの諸問題を起こさないようにしていくための予防的な心構えを書いた本である。「なってからでは遅い」。事前にどれだけ危機意識をもち、子どもや保護者、同僚と接していけばよいかを考えるためのものである。
目次
学級経営における柔軟性と信念―教師のあり方と「不易」と「流行」を求めて
「いじめ」に対する危機管理
「保護者対応」に対する危機管理
日常の「授業づくり」に対する危機管理
「給食の時間」に対する危機管理
「休み時間」に対する危機管理
「けがの防止」に対する危機管理
「事務処理」に対する危機管理
「服務・勤務」に対する危機管理
「心の安定」に対する危機管理
理想を生かす戦略力を高める―勝負できる自分の「見方・考え方」を養うこと
著者等紹介
成瀬仁[ナルセヒトシ]
公立小学校教諭。国立大学教育学部非常勤講師及びオーストラリア公立小学校での勤務経験がある。また、幼稚園での教諭経験もあり、多彩な教職経験を生かし、子どもと環境、教師の雰囲気について考えながら、現役で教壇に立っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かるー
2
教師としての基本のマインドセットやハウツーをといた本。時々出てくるドキッとした内容が身に刺さる。現状に甘えず常に緊張感を持っていたい。2025/01/04
かんとっくま
0
読み応えがありました。「そんなの当たり前~」と思っている内容もあれば、ドキッとする内容のものまで。2016/04/08
あきひこ
0
とても的を得ている良書です!とらえるところをきちんと捉えたまさにチェックリストです。 教育関係の本は山のように出版されていて、そのなかから良書を探すのは骨が折れます。その中でもキラリと光る本です。 2013/10/04
taku
0
いわゆるhow toものだけど、その根底にはやり方ではなくあり方重視の思想で書かれている点がいいなと思った。 (タイトルが危機管理だから仕方がないが)教師としての身を守ることを第一義にし過ぎているかなと感じる部分もあったので、取捨選択して実践にいかしたい。2019/06/06