出版社内容情報
人間が巨大化したら? 海が小さかったら?
53の“もしもの世界”を楽しもう
頭の中は壮大な実験室 SFと空想の科学
子どものころ,ふとした瞬間に「もし〇〇だったら,どうなるだろう?」と考えたことはないでしょうか。もし自由自在に空を飛べたら? もしアリのように小さな体になったら? それは一瞬頭をよぎっただけの他愛もない妄想だったかもしれません。しかし,その疑問の先に飛びこんでいくと,そこには無限の可能性に満ちた世界が広がっています。
現実世界の現象を,理想化 ・単純化して考えてみたり,ときに大胆な仮定を行ったりして,頭の中でシミュレーションすることを「思考実験」といいます。ガリレオの「落体の法則」や,アインシュタインの「相対性理論」なども,最初はふとした疑問から思考実験をくりかえし,みちびかれたものなのです。
本書ではあなたの好奇心を刺激する,たくさんの「もしもの世界」が待ち受けています。思う存分,楽しんできてください。
内容説明
人間が巨大化したら?海が小さかったら?53の“もしもの世界”を楽しもう。
目次
1 もしもで考える物理の世界(もし摩擦がなかったら?;もし空気抵抗がなかったら? ほか)
2 もしもで実感する地球の奇跡(もし液体の水がなかったら?;もし太陽が近かったら? ほか)
3 壮大で深淵なもしもの宇宙(もし宇宙初期の条件がちがっていたら?;もし宇宙初期の物質の分布がちがったら? ほか)
4 SF作品でみるもしもの未来(もし絶滅動物のDNAが手に入ったら?;もし人工冬眠ができたら? ほか)
著者等紹介
福江純[フクエジュン]
大阪教育大学名誉教授。理学博士。1956年、山口県生まれ。京都大学理学部宇宙物理学専攻卒業。専門は理論宇宙物理学。主な研究テーマは、宇宙ジェット現象の解明、相対論的輻射流体力学の基礎問題など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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