出版社内容情報
大好評の「ニュートン式超図解 最強に面白い!!」シリーズがコンパクトな新書サイズで登場! 第15弾は2020年1月に発売された『ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 虚数』の新書版です。
★はじめて学ぶ中高生にとって最強の入門書!
★やさしいイラストで,最強によくわかる!
★コラムにマンガにQ&A。トリビア的な知識も満載! 余分な知識もさらに増量!
★すべての漢字にふりがなを振っているため,専門用語も迷わず読める!
虚数とは,「2乗するとマイナスになる数」です。ふつうの数では,0でない数を2乗する(2回かけあわせる)と,かならずプラスの数になります。したがって,「2乗してマイナスになる数」などというものは存在しないはずです。いったいなぜ,ふつうの数とはことなる虚数という数を考える必要があったのでしょうか。
実は虚数は,科学の世界ではとても大きな役割をになっています。たとえば,ミクロな世界を物理学で解き明かそうとすると,虚数の計算が必要になります。さらには,私たちがくらす宇宙では,誕生時に「虚数時間」というものが流れていたという理論も提案されています。
本書は,とても不思議な数である虚数について,“最強に”面白く紹介します。
内容説明
不思議で魅力的な数、虚数がゼロからわかる!予備知識なしで読めます!
目次
イントロダクション(これが虚数だ!;答のない問題が、虚数の誕生をもたらした;「多子て0,かけて40」を、面積で考えてみよう)
第1章 こうして虚数が誕生した!(数直線を埋めつくす「実数」の世界;4000年の歴史をもつ2次方程式 ほか)
第2章 虚数の“姿”をとらえる(マイナスの数を数直線で可視化する;虚数は、数直線の外にあらわれる ほか)
第3章 回転と拡大で複素数を計算!(マイナスのかけ算は、複素平面上の点を180度回転させる;虚数「i」のかけ算は、数直線上の点を90度回転させる ほか)
第4章 現代科学と虚数(極小世界を探求する物理学「量子力学」;虚数なしには、電子のふるまいが説明できない ほか)
著者等紹介
和田純夫[ワダスミオ]
元・東京大学大学院総合文化研究科専任講師。理学博士。1949年、千葉県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は理論物理。研究テーマは、素粒子物理学、宇宙論、量子論(多世界解釈)、科学論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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