出版社内容情報
満員電車の中,学校の試験,友人関係など,私たちは日常のさまざまな場面や状況でストレスを感じています。2019年に厚生労働省が行った調査によると,12歳以上の二人に一人はストレスを実感しているという結果が出ており,ストレスが心身や社会におよぼす悪影響が懸念されています。
抱えているストレスがそれほど大きくない場合は,体を休めることで心身を回復させることができます。しかし,ストレスがいくつも重なり,その状態がつづいてしまうと,胃痛や頭痛,皮膚の異常,さらにはうつ病や不安障害などの病気が引きおこされるリスクが高まります。
この本では,最新脳科学をもとにストレス発生のメカニズムや心身におよぼす影響を,わかりやすいイラストや画像とともにやさしく解説していきます。そして,科学的に認められたストレス軽減法や,ストレスと上手につきあっていくための具体的な方法を紹介します。
少しでもストレスに悩んでいるという人は,ぜひご覧ください。
内容説明
脳科学でここまでわかった!ストレスと体の関係。
目次
1 そもそもストレスって何だろう(ストレスへの反応は、生きるための本能;「ストレス」には、二つの意味がある ほか)
2 ストレスをキャッチする脳と体(周囲の危険を見張る「扁桃体」;体と心をつないで感情を生みだす「島皮質」 ほか)
3 ストレスが引きおこす病気(ストレスがつづくと、免疫力が低下する;心身症につながるストレスとは ほか)
4 ストレスとの上手なつきあい方(ストレスに対処するための行動「コーピング」;コーピングは、複数の種類をもつのがベター ほか)
著者等紹介
大平英樹[オオヒラヒデキ]
名古屋大学大学院情報学研究科心理・認知科学専攻心理学教授。博士(医学)。1962年、岐阜県生まれ。東京大学文学部卒業。専門は実験心理学、認知神経科学。研究テーマは、意思決定に関する脳と身体のメカニズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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