出版社内容情報
スマートフォン(スマホ)は,現代社会に欠かせないアイテムです。魅力的なコンテンツが盛りだくさんで退屈しないうえに,わからないことをその場で調べたり,メモがわりに使ったりもできます。しかし,こうした便利な機能が「スマホ依存」を生みだし,問題になっています。また,記憶力の低下といった脳への悪影響も心配されています。
私たちがスマホに魅了され,手放せなくなっている理由については,脳科学で説明できます。大切なのはスマホを否定することではなく,スマホと脳の特性を知り,科学的に正しく使うことなのです。この本では,スマホが集中力にあたえる影響などを最新研究報告をもとに解説し,スマホとの正しいつきあい方を紹介します。
また,脳と運動の関係にも着目し,トップアスリートのたくみな動きの秘密をさぐりながら,脳が運動を制御するしくみをみていきます。そして,運動によって脳が活性化する可能性にもせまります。
さらに,最新脳科学で明らかになった私たちの意思決定や行動の秘密,脳のしくみから生まれたAIの動向なども紹介します。
目次
プロローグ
1 スマホがもたらす脳への影響
2 スマホを味方につける方法
3 運動が脳にもたらす効果
4 報酬がもたらす脳の意思決定
5 脳と社会活動
6 AIの発展を支えた脳科学
著者等紹介
〓橋英彦[タカハシヒデヒコ]
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学主任教授。博士(医学)。東京医科歯科大学医学部医学科卒業。専門は統合失調症、依存症、脳画像。現在の研究テーマは、人工知能技術を用いた精神疾患のバイオマーカーの探索や新規治療法の開発など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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