出版社内容情報
テーマごとに最新科学をわかりやすく徹底解説する別冊シリーズの最新刊。主な内容は「ロジカルシンキングをわかりやすく解説」,「科学発展の基礎にもなった論理学とは」,「間違った三段論法と正しい三段論法」,「議論で使える論理」などです。考える力が身につき,説明力が鍛えられる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多分マグマグ
2
写真と図解が多いので、細かく文字を追わなくてもイメージを通して論理的思考の解説がわかりやすい。「論理的思考力を知りたいけど、文字を追いたくないよー」という人にはいいかもしれない。面白かった。2022/10/28
しんいち
1
最高に面白い。前半は超入門的で数学的な話だが、後半ではそれを応用して現実に起こりうる事象を例に挙げながら、この学問の不完全なところに言及したりする。 なかでも量子論のなかで展開される、コペンハーゲン解釈や多世界解釈が最高に面白い。量子論では大原則、同じ物質が同時に別の場所に存在するという事実があり、それをもとに考えると我々の住む宇宙も同時に同じものが生み出されていっているという解釈につながる。 分岐した時に一方が収縮する(なくなる)考え方がコペンハーゲン解釈で、同時に存在し続けるのが多世界。小説のネタ元ね2022/04/23
Q-to
0
ロジカルシンキングを身につけたいと思い拝読。 結論から言えば、巷のロジカルシンキングとは違って、論理学を分かりやすく説明したもの。 それゆえに、個人的にはすごく好み。 始めにテクニックとか、ノウハウではなく、根本的な部分を体系的に学ぶことで知識は身につくものだと思う。 そう言った意味で、この本はすごくよかった。読みやすいし、コラムも面白い。 ニュートンはいいね。2024/03/13