内容説明
人類の進歩とともに歩んできた抗生物質の歴史…。それは病気克服とともに、耐性菌との闘いの歴史でもあった。感染症に有効な抗生物質がほぼなくなりかけているという危機的状況を見据え、人類の未来のため、安易な抗生物質の使用に警鐘を鳴らす!
目次
人類の直面する事態
5000万人の死
時間と空間
遠くの友人
種子貯蔵庫のそばで
カラチへの鍵
戦争と平和
バクテリオファージ―歴史のひとコマより
サルファ剤と戦争
カビのジュース〔ほか〕
著者等紹介
ザマン,ムハンマド・H.[ザマン,ムハンマドH.] [Zaman,Muhammad H.]
ボストン大学ハワード・ヒューズ医学研究所教授で、バイオメディカル・エンジニアリングおよびインターナショナル・ヘルスを専門分野としている。ザマン博士の論文は、Nature誌、Science誌などの学術誌に掲載されている。また意見記事やコラムは、The New York Times紙、US News & World Report紙、The Japan Times紙といった世界の大手メディアや、アルジャジーラ、世界経済フォーラムなど、多数の媒体を通して発表されている
岩田健太郎[イワタケンタロウ]
神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授・同大学医学部附属病院感染症内科診療科長・同大学都市安全研究センター感染症リスク・コミュニケーション研究分野教授。島根医科大学(現・島根大学)卒業。米国内科専門医、感染症専門医、感染管理認定CIC、渡航医学認定CTHなどに加え、漢方内科専門医。多数の著書がある
増田千苗[マスダチナエ]
1993年北海道大学文学部卒業。同年より住友重機械工業株式会社勤務。2003年ミシガン州立大学にて行政学修士号取得。2005年よりビジネス文書を中心にさまざまな分野の翻訳を手掛ける。カナダ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。