大隕石衝突の現実―天体衝突からいかに地球をまもるか

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784315519631
  • NDC分類 445.4
  • Cコード C0044

内容説明

もし、少しでも大きな小惑星が地球に衝突したら、いったいどんなことがおきるのか。人類に壊滅的な被害をもたらしうる小惑星の衝突を、あらかじめ察知することはできるるのか。地球に接近しうる小惑星をめぐる、最新の科学情報をまとめた一冊。

目次

序章 風雲急を告げるスペースガード
第1章 小天体衝突の痕跡をめぐる
第2章 地球接近天体(NEO)の素顔
第3章 地球に衝突する天体はあるのか
第4章 地球に小天体が衝突したら
第5章 小天体衝突から地球を守る方法
第6章 小惑星は敵ではない
第7章 日本スペースガードの活動

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

30
白亜紀を終わらせた大質量隕石の衝突による災害の実情を、怖いもの見たさで読んでみたが、そこまでに至る「お勉強」がなかなか先に進まない。太陽系の仕組みやら地球の創生への経緯など隕石以外の地学の知識が得られる。隕石の落下による被害のデメリットはあるが、海洋や高分子供給など、地球の歴史から見ればメリットの方が多い。生物の大量絶滅は確かに悲劇だが、その悲劇がなければ進化は停滞し、惑星脱出もままならないまま、恒星の死と道連れに消え果てる。原子力の利用とも似た善悪二元論ですむのは人間の情緒だけ。現実は正解。2023/02/12

Humbaba

3
地球に隕石が降ってくる。それ自体はそこまで珍しいことというわけではない。ただし、それが地球に大きな被害を与えるほどのものとなると、そうそう起こることではなくなる。ただし、起こる確率が低いというのは起こらないということを意味しているのではない。危険がある異常それを評価し、対策を立てておくことは必要になるだろう。2013/12/15

ごいんきょ

1
NEWTONのモニタアンケートでいただいた一冊です。 人類に影響を及ぼすような衝突は万年単位でしか起こりません。しかしながら小さな衝突は頻繁に起きています。ということは確率は低くともいつ重大な衝突が起きないとは言えません。 それに対応するための活動は大変意義のあることで大賛成です。2016/10/24

ななみ

0
本年2月に発生した近代観測史上初の大被害を伴う隕石衝突をきっかけに、15年前の解説書に加筆修正を加えて再刊されたのが本書。緊急対応を求められるスペースガード活動に日頃から従事している実績からか、僅か2ヶ月で刊行されたとは思えない充実ぶりに驚かされる。次の大隕石衝突が起きるのは、もしかすると明日かもしれない。そんな覚悟を改めて迫られる。恐竜絶滅級の大災害は当面無さそう、と確認されているのは幸いだが、未発見の小天体が都市を襲う危険は常にある。献身的に観測を続ける専門家の方々に深く感謝しながら幸運を祈りたい。2013/06/08

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