内容説明
遺伝子操作の一手法である組換えDNA技術の安全性に関しては、その技術の発明当初から過去十数年にわたって、数多くの科学者、技術者始め多くの方々の極めて慎重で自発的な努力の膨大な積み重ねが行われてきています。本書は、バイオテクノロジーの一層の健全な発展のため、このような多くの自主的努力の歴史をひもとき、そして広く内外の現況について、明らかにするため編纂されました。
目次
総集編(遺伝子操作の安全性に関する歴史;遺伝子操作関係主要事項年表;遺伝子操作の安全性に関する基本的な考え方;遺伝子操作の法規制導入に関する関係学界等の意見書)
各論編(遺伝子操作は、人類にとって重要な基盤技術の1つである。;世界的に規制緩和が進められている。;遺伝子操作に関して、新たな規制を導入する科学的根拠は存在しない。 ほか)
資料編(遺伝子操作そのものに由来する「未知のリスク」、「特有の危険性」について;組換えDNA技術実施例などについて;世界的な規制緩和の流れ;遺伝子操作に対する規制の考え方;組換えDNAに係わる関係省庁の指針)