内容説明
本書では主に銀行界を採り上げた。まず戦後の金融制度はどのような理念の下に、いつごろ確立されたか、その特徴はなにか、戦後金融体制の柱をなす金利の法的規制・為替管理による内外金融市場の遮断がいつ、なぜ設けられたかを明らかにした。これらを展望し、業態別金融機関について、その特色を捉え、いま、なにが問題か、そして、今後なにをしなければならないか、どうなるかをみて、生き残る金融機関のタイプを求めた。
目次
第1章 戦後金融制度の確立
第2章 銀行の新設・合同
第3章 戦後金融体制の確立と金融構造の変化
第4章 戦後金融体制の崩壊
第5章 金融の潮流と銀行経営
第6章 業態別金融機関の特色
第7章 生き残る金融機関