内容説明
本書は、中国の対外政策決定の構造とプロセスに関して、中国共産党、政府、学界、研究機関、報道機関に属する人々へのインタビューによって集めた情報を体系的に書いたものである。党・政府機関のどこで対外政策が処理されるか、それぞれの機関の関係はどうなっているか、キーになっている政策決定者は誰なのか、政策決定者たちは対外政策を検討する際どこから情報を手に入れるのか―などの問題も検討されている。
目次
第1章 政策決定過程に生じつつある変化
第2章 最高レベルの政策決定―機構と人物(趙紫陽、政策決定の構造を語る;〓小平の役割;最高レベルでのコンセンサスと不一致;政策決定―個人か制度か?)第3章 政治局の役割
第4章 党書記処および関連機関
第5章 国務院
第6章 外交部
第7章 経済、軍事、文化諸機関
第8章 その他の情報と分析のソース
第9章 構造、プロセス、政策そして政治