内容説明
わが国の政策決定は依然として官庁主導が多いが、ここ数年、自民党政調部会の影響力が急激に増してきている。その「党政調」を牛耳るのが、「族」議員といわれるパワーフルな議員グループだ。郵政族、農林族、文教族など、政策決定との絡みのメカニズムを実証的に追求した。
目次
第1章 党高政低時代を演出する超派閥集団
第2章 諸族もたじたじ―別格「税調族」
第3章 総理大臣も無視できない「運輸族」
第4章 無敵農林族パワーにも微妙な変化
第5章 摸索ニュー建設族づくり
第6章 ニューメディアを土台に変貌―「郵政族」
第7章 新世代「商工族」の台頭
第8章 雄弁家ぞろい―「文教族」
第9章 進軍ラッパ高鳴る「国防族」
第10章 野党も巻き込むゲリラ的バイタリティー