内容説明
大規模な総合目録データベースとして成長を続けている学術情報センターのオンライン目録システムの総合研究報告。本書第1部は密結合型図書館システムのありようについて、第2部は「電子図書館」を中心とする将来的な図書館に関する論稿。
目次
学術情報システムの展望
1 密結合型図書館ネットワーク―分散と集中(書誌ユーティリティと総合目録;大学図書館における目録機械化の動向;目録システムの密結合化に向かって;密結合統合型図書館システムの構成法―LANによる分散処理方式の動向と将来性;密結合統合型図書館システムの可能性―オンライン書誌ユーティリティと各館の結合;VTSSによる密結合型利用者インターフェースの試作;密結合型図書館システムにおける自動検索機能の開発・実験;目録自動検索登録ソフトウェアの実用化状況)
2 目録システムの展開と電子図書館(海外動向にみる今後の図書館システム;目録システムにおけるHypertextの可能性;電子図書館時代のリソース・シェアリング;新技術によるILLシステムの構想;「電子図書館」における目録システム;全文データベースの課題と展望;学術情報センター目録システムの関連諸統計とその分析)