人体はこうしてつくられる―ひとつの細胞から始まったわたしたち

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人体はこうしてつくられる―ひとつの細胞から始まったわたしたち

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  • サイズ B6判/ページ数 444p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011648
  • NDC分類 491.2
  • Cコード C0040

出版社内容情報

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「素人にも玄人にも面白い、ドーキンスにもひけをとらない説明の巧みさ!
読了後、自分がどうやってできあがってきたかを知ったあなたは、
感動とともに、自分のからだに心からの敬意をはらうはずだ」
仲野徹先生絶賛!!
(大阪大学大学院教授、『こわいもの知らずの病理学講義』著者
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もっとも身近なワンダーランド!
人体は複雑極まりないが、すべては受精卵というひとつの細胞から始まる。
設計図面や現場監督が不在のなか、
この直径0.1mmの小さな物質はいかにして人間になるのか?
遺伝子はどう働き、神経や血管、骨、筋肉はどのようにつくられるのか?

受精卵の細胞分裂から、各器官が次々に形成されて人体が完成するまでの過程、
さらには成長し、生命が維持される仕組みまで――
未知の部分の多いヒトの発生過程という難解で神秘的な生命現象を一般向けに解説する科学読み物。[図版多数]


【著者】 ジェイミー・A. デイヴィス(Jamie A. Davies)
エディンバラ大学実験解剖学教授。同大学統合生理学センター長。専門は哺乳類の形態形成。「ひとつの細胞からいかに複雑な生物形態に発達するか」の解明を同研究室の目標として掲げ、一般的な発生生物学から、細胞や生体器官の組織工学的研究、コンピュータシミュレーションによる理論の検証など、さまざまなアプローチを駆使してその果てしなき謎に挑んでいる。英国王立医学協会フェロー。

【訳者】 橘 明美(たちばな・あけみ)
翻訳家。訳書に、大ベストセラーとなったルメートル『その女アレックス』(文春文庫)をはじめ、シドニウス・ファルクス『奴隷のしつけ方』(太田出版)、マレー『階級「断絶」社会アメリカ』(草思社)、ラルゴ『図説 死因百科』(監訳、紀伊國屋書店)ほか多数。


《目次》
【序】
第1章 異質の方法と向き合う

【第 I 部】ラフスケッチ
第2章 一から多へ 《卵割》
第3章 違いをつくる 《胚盤胞の形成》
第4章 体の基本構造をつくる 《原腸形成》
第5章 脳の始まり 《神経管の形成》
第6章 長いお分かれ 《体節の形成》

【第 II 部】細部を描き込む
第7章 運命は会話で決まる 《情報伝達とパターン形成》
第8章 体内の旅 《細胞の遊走》
第9章 配管工事 《心臓・循環器系の発生》
第10章 組織を組織する 《器官の発生》
第11章 手も足も出る 《体肢の発生》
第12章 Y? どうして? 《生殖器系の発生》
第13章 配線工事 《神経系の発生》

【第 III 部】仕上げ
第14章 死んでも体をつくる! 《選択的細胞死》
第15章 心を決める 《ニューロンと学習》
第16章 バランス感覚 《大きさとバランスの制御》
第17章 友をつくり、敵と戦う 《共生細菌と免疫系》
第18章 メンテナンスモード 《体の維持と修復》

【第 IV 部】全体像
第19章 発生学から見えてくるもの

付・参考図書/原注/用語解説/索引

内容説明

もっとも身近な驚異の世界。直径0.1mmの細胞が、思考し言葉を操る生物になるまで―未解明領域の残る“ヒトの発生”という複雑な生命現象のプロセスを、一般読者へ向けてやさしく解説することを試みた科学読み物。

目次

異質の方法と向き合う
第1部 ラフスケッチ(一から多へ“卵割”;違いをつくる“胚盤胞の形成” ほか)
第2部 細部を描き込む(運命は会話で決まる“情報伝達とパターン形成”;体内の旅“細胞の遊走” ほか)
第3部 仕上げ(死んでも体をつくる!“選択的細胞死”;心を決める“ニューロンと学習” ほか)
第4部 全体像(発生学から見えてくるもの)

著者等紹介

デイヴィス,ジェイミー・A.[デイヴィス,ジェイミーA.] [Davies,Jamie A.]
エディンバラ大学実験解剖学教授。同大学統合生理学センター長。専門は哺乳類の形態形成。「ひとつの細胞からいかに複雑な生物形態に発達するか」の解明を同研究室の目標として掲げ、発生生物学から、細胞や生体器官の組織工学的研究、コンピュータシミュレーションによる理論の検証など、さまざまなアプローチを駆使してその果てしなき謎に挑んでいる。哺乳類の発生関連で100以上の論文を発表している。英国王立医学協会フェロー

橘明美[タチバナアケミ]
翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

19
Life Unfolding: How the Human Body Creates Itself (2014). シェルピンスキーの三角形。受精卵からの発生の過程。ヒトの情報を自在に得ることは倫理的に許されない。不幸な、事故・事件などの調査の過程で、理解が進むことがある。そうした背景も踏まえて読ませて頂きました。2020/04/18

DEE

8
一つの受精卵が卵割を繰り返し胚になる。 まさか発生学レベルの単位での話だとは。確かにタイトルに偽りはないのだけれど… 内容については完全に白旗を上げるしかなかった。 知識不足に理解不足でかなりキツかった。 二分脊椎の原因と腸壁の仕組みだけは、かろうじて興味深く読めたかな。2019/03/26

GASHOW

7
受精卵から人間の身体が作られる仕組みを解説している。幼児だったら指を切断事故があっても生えてくるという。縫合すると傷が残るが、生えてくれば残らないという。手足の長さは、調整しているわけでもなく一緒になるという。細胞の成長は奥が深い。2019/06/08

Mark

3
「発生学」の概要を(難解ではあるが)分かり易く解説してくれる。発生のあらゆる段階で遺伝子、細胞、器官などの要素間のコミュニケーションとフィードバックが繰り広げられ、そこから新たな構造、複雑な機能が生まれていく。どの段階でも何らかの要素とその周囲の環境との相互作用が重要な鍵。遺伝子ですべてが決まるわけではなく、遺伝子と環境の相互作用の結果である。人体の先にはさらに知能、意識の問題があり、こうして少し詳細に近づいてみると最近流行りの「人工知能」などというネーミングなど噴飯物。技術者の驕りに聞こえてくる。2019/01/12

belier

3
ハードな本であるが苦労して読みすすめる甲斐はあった。DNAには全てが書き込まれているわけではなく、細胞たちは自分がおかれた状況により変化したり分化したりして人体になっていく。もちろん全体が見えないし意思があるわけでもない。極論すれば細胞たちは通常の物質がちょっと化学的にまとまったものにすぎないのだと思う。いろんなシグナルを受けたり出したり部分として活動するだけだが、全体としては統一がとれている不思議さ。人体の仕組みを一段深く理解するための本であるが、世界観も豊かにしてくれる本だ。2019/01/04

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