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新聞と民衆

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  • サイズ A5判
  • 商品コード 9784314009867
  • Cコード C0036

出版社内容情報

<書物復権2005年・8社共同復刊>
不偏不党を標榜する日本型新聞の性格と民衆の社会意識とのダイナミックな相関関係を、明治期の新聞史を通して考察し、近代史の中に位置づける。

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本書は、明確な政治的立場を表明せず、
「不偏不党」の名のもとに中立的な報道を行なう日本の新聞の性格が、
どのような歴史的背景のもとに形成されたかを、
明治期の新聞史を通して考察する。
新聞の作り手の側と読者層の両面から日本型新聞の形成過程を考察する著者は、
とりわけ自由民権運動期における読者の新聞観、政治観、あるいは足尾鉱毒問題での被害者-新聞-読者の連携などを問題にしながら、
新聞と民衆のダイナミックな関係を近代史に位置づけている。

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第一章  明治前期の新聞と民衆
    Ⅰ  御用新聞の誕生
    Ⅱ  民権派新聞の誕生
    Ⅲ  独立新聞の誕生
    Ⅳ  「小新聞」の誕生
    Ⅴ  新聞の発行部数と読者層
    Ⅵ  明治前期の新聞と民衆 - 自由民権運動を中心に

第二章  明治後期の新聞と民衆
    Ⅰ  政論新聞の非機関紙宣言
    Ⅱ  独立新聞の興亡
    Ⅲ  「不偏不党」の報道新聞の発達
    Ⅳ  新聞の発行部数と読者層
    Ⅴ  明治後期の新聞と民衆 - 足尾鉱毒問題を中心に

終 章  日本型新聞の歴史的背景

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鴇田晴花

0
参考文献 2012/12/13

シュミットさん

0
1973年に紀伊國屋新書から発刊されたものの復刻。「不偏不党」を軸に、日本型新聞の形成過程ならびに読者大衆との有機的連関を考察する。思うに、これまでのジャーナリズム研究でしばしば繰り返された「客観報道」論争は、その根を明治・大正期の「不偏不党」問題に持つのではないだろうか。2009/05/01

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