出版社内容情報
西欧的理性が軽視してきた「想像力」と「身体」こそ、人間の精神活動において中心的役割を果たしていると主張する、認知科学のラディカルな試み。<初版1991年>
内容説明
西欧的理性が軽視してきた「想像力」と「身体」こそ、人間の精神活動において中心的役割を果たしていると主張する、ラディカルな試み。
目次
序論 本研究の文脈と本性
1章 意味と理性にかんするいっそう豊かな説明の必要
2章 図式構造による意味の創発
3章 意味の制約としてのゲンシュタルト構造
4章 イメージ図式の隠喩的投射
5章 図式は意味、理解、そして合理性をどのように制約するか
6章 想像力の理論に向けて
7章 意味の本性について
8章 「成果はあがった、実在論も」
著者等紹介
ジョンソン,マーク[ジョンソン,マーク][Johnson,Mark]
1949年、アメリカのミズーリ州カンザスシティに生まれる。カンザス大学卒、シカゴ大学で修士号、博士号を得る。現在、南イリノイ大学教授。言語哲学(特に隠喩の研究)、道徳理論、カント研究。美学などを専攻、アメリカ言語学界の大御所ジョージ・レイコフとの協働によって「認知意味論」の推進者として知られている
菅野盾樹[スゲノタテキ]
1943年、東京に生まれる。東京大学文学部哲学科卒。博士(人間科学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授
中村雅之[ナカムラマサユキ]
1958年、大阪に生まれる。大阪大学人間科学部卒。現在、九州工業大学工学部助教授
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