日本社会―その曖昧さの解明

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日本社会―その曖昧さの解明

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314007146
  • NDC分類 210
  • Cコード C0036

出版社内容情報

黒船以来,欧米社会から見た日本は,つねに「不思議の国」だった。日本社会を動かしている価値体系がどのようなものなのか,今もって理解されてはいない。また,戦後民主主義は,表面的には日本社会に定着したように見えるが,「日本的なもの」は何も変っていないのではないか。近・現代の日本を支えてきた,精神的な基盤について,社会人類学の視点から問いなおす。

内容説明

本書は、近・現代の日本社会を支えてきた、精神的な基盤について、社会人類学の視点から問いなおすものである。著者のスミスは、第二次大戦中から50年以上、日本研究にかかわってきた。知日家であり、国立民族学博物館に客員教授として招かれてもいる。本書では文学作品はじめ豊富な資料と、多分野で蓄積されてきた良質の日本研究に言及しつつ、自らの論を展開している。日本研究の入門書。

目次

第1章 伝統の創造
第2章 秩序と散漫性
第3章 自己と他者
第4章 完璧な社会を目指して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mokohei

0
「日本人が自分をユニークだと主張する」という言及はよく見るが、本書では具体例を挙げている(p158-159)。それは「日本(人)は〜である」という構文の引用であり、「〜なのは日本(人)だけである」という主張ではないため、それが果たして「ユニーク」を印象付けようとしてるものなのか、私には理解し難い。 しかし、欧米人にはこのような構文自体が適用されず、日本人論のような「アメリカ人論」自体が形成されづらい傾向があるなら、構文の使い方自体にユニークさを感じさせる要素が、特に欧米人目線からならあるのかもしれない。2020/02/06

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