意識の進化と神秘主義 (第2版)

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意識の進化と神秘主義 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314007122
  • NDC分類 115.7
  • Cコード C1014

出版社内容情報

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20世紀後半の
「精神世界」の中心テーマを、
豊富な題材と
興味深いレトリック
つぶさに描き出している。

私たちはみずから
霊的進化論が
問いかけるものを
受けとめるべきであり、
その光と闇の両方を
厳しく認識すべきである。

ローザクのこの著作は指針として有用。
         (鎌田東二氏 解説より)

「新しい宗教、新しい意識に対したときに、
何を基準にしてその価値を判断すべきかが問題である。
主体的判断なしに(神道的判断用語を借りるならば、
審判者(さにわ)の立場を取ることなしに)入っていくならば、
単なるディレッタンティズムにおちいるか、
さもなければ盲目的に破滅的全体主義に巻き込まれることになりかねない。
その判断の基準を説得力をもって明確にしているところが、
本書の価値を今日ますます高らしめている」 (訳者あとがき より)  


◎本書について
現代は科学と合理主義による物質的繁栄の時代である。
しかし一方で、今日ほどオカルト、禅やヨガ、精神療法、新・新宗教、カルトなど、
新しい意識や精神の可能性を求める働きが活発な時代もない。
こうした神秘主義的、宗教的なるもののブームは、
文化や生活のさまざまな面で顕著になっており、混乱すら引き起こしている。
実は、こうした傾向は1970年代より欧米や日本などで活発となっており、
本書は、その思想的潮流を探り、その健全さを訴える一方で、
その危険性を語ろうとした先駆的な本である。
「鑑識眼」こそが大切で、ブームに流されずその核心をつかみ、
エセ・神秘主義や破壊的カルトと人間の新しい意識の変化を
向上させる神秘主義とを峻別しなければならない。
そのための判断のひとつの基準を提供しているところが、
本書の最も重要なメッセージであろう。

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第1章 水がめ座の境界地域
   宗教という名を使わない宗教
   聖なる業の総覧
   「怪物たちの集会」
   再生の衝撃
   精神の生態学

第2章 カーニバルとコンピュータのあいだの神
   悟りと脳髄X線写真
   分割頭脳の愚
   偉大な獣の影の中に
   エーリッヒ・フォン・デニケンと神々の戦車
   ウィルヘルム・ライヒとオルゴンの箱
   ユリ・ゲラーと台所のスプーン
   悪魔は逆さまの神である

第3章 奇形たち―人間的可能性の進化論的イメージ

第4章 少数派
   昔むかし
   新たなる進化論

第5章 「忘れないようにせよ」
   宿命、価値、意図
   隠れた叡智
   ロマン主義的結びつき

第6章 オカルト進化論者―秘密の教義から健康精神療法まで
   マダム・ブラヴァツキーの秘儀
   ルドルフ・シュタイナーのアカシア狂想曲
   グルジェフの試練による療法
   われわれにふさわしい進化

第7章 聖三角形と俗三角形―文化の幻視的起源
   二元性の習慣
   主題と変奏
   さかさまの文化
   神話から歴史へ
   魔術から技術へ
   秘儀から理性へ
   行きづまり

第8章 高次の正気とその競争相手たち
   フロイト  悲劇的ヒューマニズムの正気
   行動主義  調整の正気
   ラジカル療法  社会関連の正気
   R・D・レイン  狂気の正気
   人間の潜在力  満足感の正気
   惑星の対話

第9章 倫理とエクスタシー―パタンジャリの警句を考える


第10章 コンセンサスの中心―次のリアリティの踏査
   物質的には簡素、幻想的には豊富に
   コンセンサスの中心
   潜在力  ウパーヤ  超個人的主観性  普遍性  全体性  有機
   体説  ありふれたものの啓示  サトサンガ

解説 霊的進化論が問いかけるもの(鎌田東二)

目次

第1章 水がめ座の境界地域
第2章 カーニバルとコンピュータのあいだの神
第3章 奇形たち―人間的可能性の進化論的イメージ
第4章 少数派
第5章 「忘れないようにせよ」
第6章 オカルト進化論者―秘密の教義から健康精神療法まで
第7章 聖三角形と俗三角形―文化の幻視的起源
第8章 高次の正気とその競争相手たち
第9章 倫理とエクスタシー―パタンジャリの警句を考える
第10章 コンセンサスの中心―次のリアリティの踏査

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