出版社内容情報
1969年,パリ。「わたし」は精神分析家ジャック・ラカンのもとを訪れた。みずからの心の深奥をさぐるために。そして始まった奇妙な日々――本書は,10年にもおよぶ分析経験を綴った回想録である。謎に包まれたラカンの臨床現場についての貴重な証言であるとともに,作家ならではの表現力に支えられた,「小説のように」読める最高のラカン入門といえよう。
内容説明
1969年、パリ。〈わたし〉は精神分析家ラカンのもとを訪ねた―。ひとりの作家が、自分の10年にわたる分析経験をものがたる。「小説のように」読める、最良のラカン入門書。
目次
1 パシフィック―太平洋の章
2 ジェネアロジック―系譜の章
3 アルファベティック―文字の章
4 アクネドティック―逸話の章
5 ディアレクティック―弁証法の章
6 マイウティック―産婆術の章
7 エティック―倫理の章