出版社内容情報
11世紀中頃から約200年間アジアの一角に栄えた謎の国、西夏。そこでは特異な文字が使われていた。本書は、その解読のプロセスを説くとともに、西夏文字の構造や文字のもつ意味についても解明する、興味津々の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
26
日本で言えば平清盛から鎌倉までの時代、中国西域にあった西夏国が作った文字の解読にいたるプロセスを述べる。もちろん解読者は著者の西田博士。ほぼ半世紀前の本をそのまま復刻したものなので、解読はさらに進んでいるだろうが、ほぼ解読できたといえる状態までに持っていった業績は不滅のものだろう。約6000字あるというのに、お互いよく似ていて、非常に区別がしにくい文字という印象。それを見分けて研究していった努力には頭が下がる。幸運なのは西夏語の単語集が現存していたこと。契丹文字にはそれがなく、今も完全には読めないようだ。2015/01/04
韓信
2
西夏文字読解の第一人者が解読プロセスを記した概説書だが、音韻関係を中心に素人には非常に難解。西夏文化は漢字文化とチベット文化の影響下にあるため西夏文字も両者の文字と対照しながら解読していったというプロセスや、偏とつくりの構成から西夏人の物の見方がうかがえたり(漢字の孝は老と子で構成されるが、西夏文字の同字は心と柔らかいで、心を柔らかくすることが孝のはじまり等)、西夏の部姓を記すために作られたので漢字には相当するものがない字や、漢字の一にあたる文字が5字あって使い分けている等、興味深い内容も多い。2025/11/03
-
- 電子書籍
- 爛漫ドレスコードレス【フルカラー】【タ…
-
- 電子書籍
- ヒロインに婚約者を取られるみたいなので…




