出版社内容情報
日本の象徴主義的な近代詩は,上田敏の『海潮音』に始まる。本書は,この象徴主義移入の淵源にまで遡り,さらに各時代の代表的な象徴主義詩人を選んで,彼らが彼らの詩と詩論の中に西欧の詩精神をどのように受けとめ,どのように骨肉化したかを追求したもの。取り上げたのは,敏,蒲原有明,白秋,三木露風,三富朽葉,朔太郎,耿之介,小林秀雄,吉田一穂の九人。
日本の象徴主義的な近代詩は,上田敏の『海潮音』に始まる。本書は,この象徴主義移入の淵源にまで遡り,さらに各時代の代表的な象徴主義詩人を選んで,彼らが彼らの詩と詩論の中に西欧の詩精神をどのように受けとめ,どのように骨肉化したかを追求したもの。取り上げたのは,敏,蒲原有明,白秋,三木露風,三富朽葉,朔太郎,耿之介,小林秀雄,吉田一穂の九人。