内容説明
綿密なフィールドワークと「取引コストの理論」にもとづき水産物産地流通構造の実態とその動態メカニズムを解明。
目次
序章 課題と方法
第1章 水産物産地流通論の系譜と取引コスト論的アプローチ
第2章 水産物産地流通機構の展開メカニズム―「取引コストの理論」からのアプローチ
第3章 水産物産地流通における流通経路とインテグレーション
第4章 漁協共販の展開過程
第5章 「共同出荷型」漁協共販の展開とその経済的意義―「牟岐鮮魚出荷組合」を事例に
第6章 水産物産地市場流通の競争構造分析
第7章 仲買人寡占的市場競争構造の形成―徳島県南部地域を事例に
第8章 産地市場流通における生産者組織対応とその経済的意義