出版社内容情報
小説からノンフィクションまで、自作も含め国内外のさまざまな作品を取りあげ、執筆のいきさつや作品の背景を考察することによって、読書の楽しみをもう一歩深める実践的な術を伝える。取りあげられた作品は、『ネバーホーム』『やんごとなき読者』『エリザベスの友達』『チェルノブイリ原発事故』『唱歌の社会史』『おーいでてこーい』『いつか深い穴に落ちるまで』『長崎の鐘』など多数。
内容説明
「読む力」って、どうしたら身につくんだろう?ムラタさんと一緒に本を読んでみませんか。テキストは、巷に溢れる本の海から選び取った、個性豊かな13作!
目次
『ネバーホーム』―二度と帰れない家
『やんごとなき読者』―読書にハマった女王
『チェルノブイリ原発事故』―原発事故と小説
「おーい でてこーい」『いつか深い穴に落ちるまで』―地球に穴を掘る話
『唱歌の社会史 なつかしさとあやうさと』―故郷と唱歌
『エリザベスの友達』―「エリザベス」をめぐる物語
『長崎の鐘』―原爆投下と科学へのまなざし
『長崎の鐘』「戦艦大和ノ最期」(二十二歳の初稿)―死のまぎわに考えること
「手なし娘協会」―腕を取り戻した娘たち
「坂の夢」「ファルマン」―飛ぶ話
「大きな翼を持った老人」―空から落ちてきた話
著者等紹介
村田喜代子[ムラタキヨコ]
1945年、福岡県生まれ。77年、「水中の声」で、九州芸術祭文学賞最優秀作を受賞し、本格的な執筆活動に入る。87年、「鍋の中」で芥川賞を受賞、90年『白い山』で女流文学賞、92年『真夜中の自転車』で平林たい子賞、98年「望潮」で川端康成賞、2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞を受賞。14年『ゆうじょこう』で読売文学賞、19年『飛族』で谷崎潤一郎賞、21年『姉の島』で泉鏡花賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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