内容説明
21世紀の使命は自然と共生した、生命を大切にする広義の経済学の確立である。それは、地救環境問題とエントロピー危機の深刻化に対する唯一の解答である。
目次
1 自然像の転換
2 エコロジーを求めて
3 エコノミーとエコロジー
4 社会科学における生命の世界
5 生産とは何か
6 経済学における無限と有限
7 経済学が見落したエントロピー
8 生産と生命の論理
9 生命系の世界を開くために
10 生命系と平和
11 エントロピーからの出発
12 エントロピーと廃棄物
13 熱力学にどうアプローチするか
14 〈経済学の現在〉の変遷
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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エントロピー学会を創始した玉野井芳郎の著作集を、エントロピー学会の論客の槌田敦が編集している。生命系について、経済学の視点から解剖しようとしている。エントロピー学会第二回(京都大学)で開催された際に、柴谷篤弘も参加されていた。物理学だけでなく、生物学へも翼を広げようとする試み。 目次 1 自然像の転換 2 エコロジーを求めて 3 エコノミーとエコロジー 4 社会科学における生命の世界 5 生産とは何か 6 経済学における無限と有限 7 経済学が見落したエントロピー 8 生産と生命の論理 2024/10/13