悪魔の右手

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062178327
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

暗黒の世界を生き抜く少年たちの冒険物語!予想だに出来ないストーリー展開!相次ぐドンデン返しの末に明かされる世界と運命の秘密!嘘と偽りと裏切りと圧政の暗黒の世界で繰り広げられる、少年たちの冒険物語第2巻刊行! 
第1巻で語られた、主人公を翻弄する運命と世界の秘密が徐々に明かされてゆく!
ネタバレになるのでここでは書けない相次ぐドンデン返しの末の予想だにしなかった驚愕の展開!
1巻目『神の左手』を読んでおらずとも楽しめる構成(ただし絶対に読みたくなってしまう)!
舞台は中世ヨーロッパを思わせる架空の世界。そこはサンクチュアリ(聖域)と呼ばれる巨大な迷宮のような修道院の中。自分たち独自の神を信じるメシアと呼ばれる男たちに支配されるこの場所に、10歳にもならない少年たちが次々に連れてこられる。10年以上も拷問に近い訓練を受け、やがてどこかに送られる・・・・・・その中の一人が、生まれながらの殺人の才能に恵まれた主人公ケイル。やがて世界を変えてしまうほど役割を演じることになる・・・・・・。少年たちはどこへ送り込まれるのか? サンクチュアリの狙いは? サンクチュアリを統率する戦いの司ボスコの真意は? いくつもの謎が渦巻く中、物語は破天荒なエンディングに向かって一気に加速する! 最後に明らかになるこの世界の秘密とは・・・・・・。

ポール・ホフマン[ポール ホフマン]
著・文・その他

金原 瑞人[カネハラ ミズヒト]
翻訳

井上 里[イノウエ サト]
翻訳

内容説明

嘘と偽り、裏切りと対立、計略と知謀…暗黒の世界で繰り広げられる少年たちの冒険物語。主人公トマス・ケイルを翻弄する運命が明かされてゆく!相次ぐドンデン返しの末の、予想だにしなかった驚愕の展開!三部作第一巻『神の左手』を読んでおらずとも楽しめる構成!いくつもの謎が渦巻く中、物語は破天荒なエンディングに向かって一気に加速する!この壮大な世界の秘密は最後に明らかになるのか?そしてケイルの愛と憎しみの行方は…。

著者等紹介

ホフマン,ポール[ホフマン,ポール] [Hoffman,Paul]
1953年生まれ。作家、脚本家。イギリスのニューカレッジにて英文学を学ぶ。デビュー作のThe Wisdom of Crocodilesが映画化される。2作目のThe Golden Age of Censorshipは、英国映画倫理委員会での検閲委員の実体験に基づく。3作目の『神の左手』が世界的ベストセラーとなる

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山県生まれ。翻訳家、児童文学研究者。法政大学社会学部教授。英米のヤング・アダルト、ファンタジー小説の翻訳で著名。訳書、著書多数

井上里[イノウエサト]
1986年宮崎県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

6
 第二作はケイルの関わる二つの戦闘と、密かに教皇を目指すボスコの戦いを中心に展開。最初は同じだった道が次第に離れてゆく少年ジュブナイルの定番的展開。奇跡的に、もっとも人並みの幸せを見つけられたかに見えたクライスト、修道舎時代から彼の親友に近かったにも関わらず、権力をほしいままにするケイルに怖れを抱くヘンリ、夢の中でも白鳥を殺す(アルベルの異名がスワンネック=白鳥)くらい彼女を憎んでいるにもかかわらず、どこかで「あの裏切りは仕方なかったんだと云ってほしい」と願っているケイル。それぞれの愛と葛藤が痛々しい。2014/11/17

naonchi

6
シリーズ2作目。相変わらず、持ち運ぶのも寝転がって読むのも不便なサイズ。これ出張に持っていくモバイルと同じ重さやないの?訳者の金原さん曰く「じつに好みの世界で、じつに暗い。設定も暗いし、展開も暗い」夏休みに読むサイズだけど、内容は夏らしくないねんな(笑)更に「読者の予想と期待をあっさり裏切る展開のすごさ」とも。YAにありがちな予定調和が皆無です、展開読めなさ過ぎ。素敵過ぎます、ホフマンさん。願わくば早めに次作を出して下さいませね。2012/08/08

tom

5
「世界の破滅に向かってすべての信者は殉教者になる。」ということを宗旨にしているキリスト教分派の世界観を中心に据えたダークファンタジー。暴力に対する価値観、女性の位置づけなど、ファンタジーというのは、こうでなくっちゃと思わせる物語構造。とても面白い。ただし、全三作で、この本は2作目。後書きによると、3作目は執筆中とのこと。3作目が出版されたときには、この本の内容は、私の脳みそから雲散霧消。読んだことも忘れて、3作目が出たことに気づかないかも。これが大問題です。2013/02/26

木曽のあばら屋

5
ダークで暗くて(同じじゃ)、ヘヴィで重くて(だから同じじゃ)、気が滅入りそうになる・・・と思いきや今回も超面白かった! 暴力的で破壊的で残酷で汚濁に満ち、しかも卑劣。どうしようもない物語ですが、なぜかページを繰る手が止まりません。ケイルは、メシア・ボスコによりメシア軍を率いる司令官に任命され、水を得た魚のごとく、殺して殺して殺しまくります。メシア・ボスコの真の目的も最後のほうで明らかになり、 「なに考えてるんだ、こいつら・・・」と絶句せずにはいられません。不思議なパワーを持ったダーク・エンタテインメント。2012/10/23

ぽけっとももんが

4
それはもうたくさんの人が死ぬし、陰々滅々とした長い物語は中盤へ。ケイルは結局流されてばかりで、何も求めていないのだ。愛も安らぎも富も。この物語はどこに向けて収束するのか、次で見届けることができる。2017/10/27

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