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内容説明
毛利元就の三男に生まれ、瀬戸内水軍の管理、備中高松城における秀吉との講和、秀吉の甥(秀秋)を養子として受け入れる等。常に的確な判断と果敢な行動で毛利一族を支え続け、激動の戦国時代を端正に生きた賢将の生涯を描く。
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。第四三回芥川賞候補。日本文芸家協会・日本推理作家協会会員。東京都広報室長、企画調整局長、政策室長等をつとめ、1979年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
51
仕方がないこととはいえ普通に「長く浅く」でちょっと物足りない感じかな。今年の大河ドラマで隆景を演じていた鶴見辰吾(陽造叔父さん)の顔がチラついていたのは良かったのか悪かったのか・・・2014/12/19
Smileえっちゃん
35
久しぶりの童門冬二さん。「天下の争いに巻き込まれてはならない」父毛利元就の遺訓にかかわらず時代の波に巻き込まれていく。「三本の矢」の教訓を守り、兄元春と共に毛利一族の生き残りをかけた策。小早川家を犠牲にする事で、毛利の本家を守り抜いた潔さ。毛利元就も再読したい気持ちになりました。あとがきと、青山やすし氏(東京都副知事)の解説も童門さんを知るうえで良かったです。2024/03/01
いちろく
27
紹介していただいた本。歴史に「たられば」は無いけれど、もし関ケ原まで生きていたら?と言われる戦国武将の一人、小早川隆景。もし毛利の三本の矢の三男ではなく長男だったら?をはじめ、裏切りや陰謀が渦巻く時代を生き抜いた点で、「たられば」を思わずにいられない内容の歴史小説だった。常に毛利家の為に行動した人という印象。 2021/05/04
綱成
7
再読です。文章一つ一つ短くテンポよく、進みますが、その分内容があっさりしていて物足りない感じもあります。全体の内容として、毛利の目指した百万一心の考えと、それを表すような政治体制が結びつき、個人的には満足。毛利関連の本をもう少し読みたいです。2016/02/16
カキ@persicape
5
小早川隆景。歴史にもしはないけれど関ヶ原でこの人が生きてたら展開変わってたかもしれぬ。印象に残ったのは父元就が3本あればOK‼︎と説教した「3本の矢」推しがハンパなかったこと(笑)俺は折れた1本の矢だ4本目にしてくれ3本の矢はもう古いでも父上の教えの3本の矢は4本の矢が集結し力が等々(^^;;実際に目の前で実演して説教したわけじゃないっぽいけどこんな逸話が残る毛利家が愛おしい。息子達の雪合戦を見て我が子の将来を考えた元就パパの逸話が好きすぎる(´Д` )ただあと最低2倍はページ数が欲しかった。→2015/07/21