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文春新書
農林族―田んぼのかげに票がある

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601462
  • NDC分類 611.1
  • Cコード C0261

内容説明

かつて米価決定劇で派手な立ち回りを演じて「ベトコン」などと呼ばれた農林族。農年物価格の決定に市場原理が幅を利かすようになった現在、公共事業誘致に「口利き」をすることに活路を見出している。農業を守るとの大義名分の下に農業を歪めてきた彼らは、日本の農業をどこへ持って行こうとしているのか。前著『コンビニファミレス回転寿司』で現代日本の「食」の風景を見事に描いた著者が、農業と政治の間に横たわる深い闇に挑む。

目次

第1章 口利きが票を集める
第2章 理屈はあとで考えろ―混乱の米価劇
第3章 農林議員たちの系譜
第4章 北の国の選挙戦
第5章 実績が組織に勝った
第6章 使った補助金百二十億円
第7章 農地整備をめぐる政治地図
第8章 叩かれてもなお、公共事業
第9章 農業のため?政治のため?
第10章 どこへゆく農林議員

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

214
農林族と呼ばれる議員の系図。今やTPPとか農家に取ってはめちゃくちゃになってきてるように思うが著者の続編が読みたい。逆にこのような農家から票を得ているという自覚がないのでこういう族議員って減ったよなと思う。2020/02/01

佐島楓

17
読みやすくわかりやすい文章で、政府と農業、漁業、公共事業のかかわりについて読むことができた。自民党が自分たちの利益のために日本の農業をだめにしてしまったこと、投資によって結果的に負債を抱えたことなど、あまり自分の中で整理されていなかった知識が頭に入ってきた。第一次産業がこれほど恣意的にいじられてきた国というのも珍しいのではないだろうか。TPPも絡む中、先行きが非常に心配だ。2013/10/15

1
おもろい2017/05/23

numainu

1
評価B2007/11/15

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