人物文庫 独眼竜政宗

松永 義弘【著】

学陽書房（2010/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 292p／高さ 16cm
• 商品コード 9784313752665
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

奥州の名門伊達家に生まれた政宗は、名僧虎哉宗乙の薫陶を受ける。凄惨なる父との別れを経験するも片倉景綱、伊達成実、鈴木元信ら有能な武将に囲まれ、黒脛巾組の創設、摺上原の戦いの勝利等を経て奥州王の道を歩んで行く…。豪快かつ細心。用心深く果断。几帳面な一方、規格に合わない突飛な行動を起こす魅力あふれる英雄のスケールの大きな生涯を練達の筆致で描く傑作小説。

著者等紹介

松永義弘［マツナガヨシヒロ］
１９２８年、佐賀県生まれ。日本大学法文学部史学科卒業。日本文芸家協会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[くろすけ]

仙台旅行の予習として。本書と津本陽氏のものを併読しつつ昔のＮＨＫドラマをyoutubeで観たりと頑張ったけど最後までたどり着けたのは本書だけだった。合戦描写の多い津本版は途中でギブアップ(~_~;)ドラマはまだあと十何話も残っててタイムアップ。取っ散らかりながら、母：義子との確執、幼少からのチームみたいな側近達との連帯、秀吉への恐れと野心、家康との危ういバランスの駆け引きなどを大まかに頭に入れて出かけた。それだけでも有名な政宗像やバスガイドさんの話に感ずるところが多く、読んで行って正解だった。

2015/10/31

[Yukiho Akechi]

「伊達政宗好きとしてはおさえておかなくては！」という強い義務感のもと読みました。自分がこれまで覚えてきた伊達知識を整理するのに、とても役立ちました！ただ、政宗の人となりのエピソードや家臣の片倉景綱や伊達成実とのエピソードがすきなのですが、そちらより家族に恵まれない政宗がいっぱい書かれてて切なかったです……。ただ、武人として戦国時代を生ききった、世渡り上手な政宗を深く知ることができてよかったです。今年こそは、仙台へ行って伊達の面影を追いたいです。(∩●∀ﾟ)∩＜Let's party !!

2015/02/24

[風鈴]

伊達政宗の小説は、これが初読みです。１つ前にかなりストーリー性のある沖田総司の話を読んだからか、物足りなさがぱねぇ…。

2019/12/06

[Y...]

久しぶりに政宗の小説を読んだ。約290頁で亡くなるまで描かれているから物足りない感じもするが入門編と思えば満足できた1冊です。

2023/11/23

[コウ]

実家の本棚より拝借。父曰く、伊達政宗の入門編のような本だとの事でしたが、成る程、政宗の生涯がぎゅっと凝縮された一冊でした。面白さを感じるよりは、物足りなさのほうが大きいかと思います。

2016/05/25