- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 歴史
- > 学陽書房(人物・教養)
内容説明
「わが遺体は立花へ帰さず、高良山の麓に甲胄をつけて埋葬すべし…」死してもなお敵と戦わんとし、立花宗茂と立花〓(ぎん)千代へ闘魂を遺して逝った雷神の不敗の生き様とは。大友宗麟、毛利元就、龍造寺隆信、島津軍団、高橋紹運…。多彩な登場人物により彩られる九州戦国図の中で光彩を放ち続ける信義の名将・立花道雪の激闘の生涯を描く。
著者等紹介
西津弘美[ニシズヒロミ]
1937(昭和12)年福岡県の立花城下に生まれる。石橋産業株式会社に三〇年勤務ののち作家生活に入る。「かたりべの会」同人、「九州文学」同人。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yapuppy
4
病院の当直室に置いてあったのを読了。自我が強すぎてダメなおじさんになってしまった君主と、周囲の優秀すぎる君主(毛利、島津、龍造寺)のせいでカリスマ武将になってしまった道雪の苦悩について考える。臣下としての道を貫くことは寒い雪道を行く思いであったのか?九州に雪はあまりないが、なくはない。雪という字を名前に持つ武将は少ない。カリスマがついてしまうと子孫は結構たいへんである。資料がたくさんあれば、大河ドラマの主役を張れる人物。2013/03/02
BIN
4
大友宗麟に仕え、衰退する大友家をなんとか支えきった立花道雪の話。14歳の初陣から二階崩れの変までは良いのだが、そこから一気に年が経ち、どちらかというと北九州史という感じで道雪があまり目立たない。また足が不自由になるのは若い頃ではなく晩年だろうという分析はいいのだが、そのシーンが全くないのがいただけない。道雪だけで1冊書くのは難しいということと、大友宗麟の無能っぷりだけはよくわかった。2013/03/02
チェリーブラボー
2
克明です。多くの人物や地名が出てくるので、地図を手元に、ノートをつけながら読み進めると楽しいです。特に立花山あたりの古戦場巡りには、絶対おすすめ。2009/10/12
ゆうへい
1
立花道雪がメインではなく、彼の生きた九州における戦国史が描かれています。立花道雪のシーンは少ないので、九州の戦国史を知るためには良いと思います。
もだんたいむす
1
2013.10.21 読了2013/10/21