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内容説明
宇宙的なマクロの中に位置を得たミクロの一つの命が、無数の命と共存しながら「私は宇宙」といえるまでの大調和を実現する。そのために曼荼羅があり、瞑想がある。しかし空海はそうした方法を示すだけではなく、開祖として自ら即身成仏して見せねばならなかった。それは壮大な挑戦であり、類まれな実験ともなった―弘法大師として慕われた人間空海の波爛の生涯を描破する。
宇宙的なマクロの中に位置を得たミクロの一つの命が、無数の命と共存しながら「私は宇宙」といえるまでの大調和を実現する。そのために曼荼羅があり、瞑想がある。しかし空海はそうした方法を示すだけではなく、開祖として自ら即身成仏して見せねばならなかった。それは壮大な挑戦であり、類まれな実験ともなった―弘法大師として慕われた人間空海の波爛の生涯を描破する。