内容説明
クラスがやる気になる。学力がどんどん伸びる。『学び合い』の授業の導入がわかる。誰でもできるかんたんステップ。
目次
第1章 『学び合い』ってすごい!(『学び合い』ってどんなもの?;『学び合い』で授業はこんなに変わる! ほか)
第2章 まずはイベントでやってみましょう(いつ、何から始めればいいの?;課題と時間配分 ほか)
第3章 週1回やってみましょう(教師の決意を伝える最初の語り;授業のために用意するもの ほか)
第4章 もっと多くの時間で『学び合い』をしましょう(もっと学力は向上できる;「何を学ぶべきか」を絞り込む ほか)
第5章 リバウンドを避け発展するコツ(こんな兆候は見逃すな!;「かわいそう」では駄目 ほか)
著者等紹介
西川純[ニシカワジュン]
1959年東京生まれ。筑波大学教育研究科修了(教育学修士)。都立高校教諭を経て、上越教育大学にて研究の道に進み、2002年より上越教育大学教職大学院教授、博士(学校教育学)。臨床教科教育学会会長。全国に『学び合い』を広めるため、講演、執筆活動に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あべし
2
1学期、『学び合い』を学級に導入してそこそこ形にはなってきた。しかし、結果的に学力の向上は見られなかった。どこかに自分の足りないところがあるのだろうと思い、手に取った本。 ところどころで勘違いをしているところがあった。それいじょうに、自分に最も足りていなかったことがはっきりとした。 それは、「子どもたちの中に入って、行為を褒めたり認めたりする」と言うことだ。私はほとんど子どもの様子を見ることに終始し、授業の終わりに一気に価値づけるようなやり方だった。そうではなく、オンタイムで価値づける。大切にする。2023/08/17
くじらぐも
2
『学び合い』に興味を持たれた方は、この本よりネットでダウンロードできる「学び合い手引書」や動画などがおすすめ。 今の教育は行き詰っているので『学び合い』の時代来る気がします。ただ、方法が今のやり方(一斉指導)とかなり違うのでしゃべりたい教師や教えたい教師、子どもを信じられない教師の反発は大きいと思います。2014/03/15
しおた
1
高校時代実践されてる先生がいたが、私は反発する生徒だった。今改めて教員志望目線でこれを読んで、あの先生がやろうとしていたこと、実際にやっていたことの意図がわかった。あの先生は私達へのアプローチがうまくいってなかったんだろうなあ。特に年齢が上がるにつれ、嫌味のない声掛けが本当に重要だと思った。うまく機能すればとても希望のある理論だと思う。あの先生は今も実践しておられるのかな、聞きに行きたい。2019/08/10
小林だいすけ
1
授業や学級経営については日々勉強ですが、勉強したことを徹底する、というのが難しいです。もっと強い意志をもつ必要があるなあ。 「学び合い」の本はもう何冊も読みました。西川先生の考え方にも共感するところがたくさんあります。今年も追いかけたいと思います。2016/01/26
ぴーたん
1
学び合いを、イベント的、週1回、常に…という風にムリなく導入して行くための手引き。やってみたいけど…という人にはいい指南書になるのではないでしょうか。私は以前取り組んでみて挫折、また取り組める機会を伺っています。人は適した学び方が一人一人違うこと、教えた時が一番身につく。学び合いは、生徒皆が先生になり教え合うことでコミュニケーションが増え、トラブルも減り、教員の仕事も軽減されるというやらない手はないという教育法。また、高校の先生たちのサークルにお邪魔して相談してみようかな。2012/08/06
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