内容説明
カウンセラーをめざしたい人や、興味を持っている人へ、実際の仕事の様子や大切な心構えを紹介。現場しかわからないアドバイスや志望者の声など多数収録。
目次
第１章 カウンセラーってどんな仕事？（カウンセラーって“占い師”？；「カウンセリング」ってなんだろう？ ほか）
第２章 「カウンセリングマインド」ってなんだろう？（カウンセラーの「真髄」ってあるの？；“枠組み”と“差異”を理解する ほか）
第３章 カウンセリングの現場から（言葉の後ろにある「…」；“脇の甘さ”あればこそ懐いていける ほか）
第４章 カウンセラーに向いている人、向いていない人（現場からの手記より；カウンセラー＝「ステータス」？）
著者等紹介
富田富士也［トミタフジヤ］
１９５４年、静岡県御前崎町出身。教育カウンセラーとして青少年への相談活動を通じ、絡み合いの大切さを伝えている。「引きこもり」つづける子どもや若者、その親や家族の存在にもいち早く光をあてた。現在、「子ども家庭教育フォーラム」代表。千葉明徳短期大学幼児教育科客員教授。日本精神衛生学会理事。日本学校メンタルヘルス学会運営委員。全国青少年教化協議会評議員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュリ
3
カウンセラーに求めらえることは、自分の意見を押し付けず、広い心で人の話を聞き、気持ちを汲み取ってあげること。自分が傷ついた体験を持っているからカウンセラーになりたいという人がいるけれど、これだけでは不十分。自分の傷と相手の傷は違うものという認識を持ってカウンセリングをしなければならない。2018/07/11
leaf
1
ガイドブックにはならないけれど、原点を思い出させてくれる本。2009/10/26
タイクーン
0
カウンセラーという職業は、世界の枠組みの中の社会の枠組みの中のカウンセラーという枠組みを所有している人間であるということが理解できた。著者の言うカウンセラーという人間は狭い価値観でしか物事を見ていない。マジョリティの人間には共感を得ることだろう。だが、マイノリティの人間から見れば、まったくもって大した職業ではない。ただ現状の世界では、その小さな世界に助けを求める人間がマジョリティな訳で職業としては成立はする。カウンセラーを目指す女性の手記に「自分探し」という単語が出てきたのを見て、くっだらねぇと確信した。2010/08/23
-
- 和書
- 花のしずく
