密室から子どもを救済せよ―「母子カプセル」「学級カプセル」からのSOS

密室から子どもを救済せよ―「母子カプセル」「学級カプセル」からのSOS

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784313630444
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

内容説明

心が抑圧される子どもたち。子どもの絵に表れた先生の影響と調査で鮮明になった親の子育て力の低下。今後の子育て・教育のあり方は…。精鋭の2人が自らの体験(尾木「教師を辞めた理由」三沢「孤独な母親」etc.)にも触れながら語る。

目次

1章 密室から子どもたちのSOS
2章 孤立する親たち苦悩する教師たち
3章 個性尊重より集団優先の学校って?
4章 子どもの力を生かす
エピローグ 今、私たちができることは何か
緊急収録 「春奈ちゃん殺害事件」をどうとらえるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

22
2000年刊。臨床心理士と教育評論家による論稿と対談から構成されている。偏差値を軸とした競争的な学校教育の価値観が家庭を侵食している状況から、子育ての原則が崩壊していると分析している。その代表例となるのが早期教育であり、幼い頃から習い事や塾に通わされ、学習成果を求められるうちに感情が抑圧されていき、息苦しい日々を送る子どもが増えたと嘆く。20年以上前だが、当時の親世代も既に偏差値主義を内面化して育ってきていたわけである。競争の激化は、教育行政の問題でもあるが、親の意識態度も問われるはずだったと思う。2024/02/07

星雅人

1
★★★★☆ 10年前の本か。全然状況変わってないどころか、むしろ悪化している部分も多い、子どもを取り巻く環境。世の中の動きの速さを考えると、学校の変わらなさってのは、ある意味すごいと思います。現場の人は頑張ってんのにね・・・。学校と、家庭、社会を見なければ学童のあるべき姿は見えてこない!まだまだ勉強が必要です。2010/07/23

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