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内容説明
精神的DV、不妊治療、子供の連れ去り―地獄の日々で持続不能になった結婚生活。
目次
まえがきに代えて―離婚は「社会の全部」
第1章 難儀な女に惹かれる男
第2章 やがて悲しき文化系
第3章 人の子にして人の親
第4章 この理不尽なる社会
第5章 わたしたちの役割
第6章 ぼくたちの結論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
65
自らの経験で言えば、生活習慣はもちろん、価値観さえも異なる者たちが人生を共に歩むことはとても難しいと思います。それは一時の愛情なんてものは無力でしかないと思います。世の中には、想像すらしていなかった壮絶な人生もあり、それはそれで恐怖でしかありません。我が身に置き換えてみると、涙があふれてくるエピソードもあります。多様化という体裁のいい時代になれば、こんなものではない人生が沢山あるんだろうと思います。2025/02/09
おかむら
24
主に30代男性の離婚に至る経緯を聞き出すインタビュー集。妻がメンヘラな事例が多出。結婚生活しんどそう。なぜか男性の中には、気分のコロコロ変わる女性に振り回されたい、みたいな願望があるタイプが一定数いる気がするの。あ、女性の方にもいるかー。レディコミの原作かと思うような派手なエピソードが続くので最初は楽しいけど徐々にゲンナリします。でも何故か後引く中毒性のある文章なので、前作(があったのね…)「ぼくたちの離婚」(角川新書)の方も読んでみたくなっちゃった。2025/02/03
コピスス
12
お気に入りの方が読んだ本。離婚経験者へのルポをまとめた書籍。精神疾患を持っている女性との結婚、不妊治療を数年続けた結果妊娠できなかった夫婦、義母に操られている嫁など、さまざまな夫婦が出てきた。壮絶な話が多く、特に精神疾患を抱えている人や、育った環境が過酷な方との結婚は大変だと感じた。2025/02/25
益虫
7
離婚の原因は結婚前から分かっていたり、結婚後ほどなく分かったりするケースが多いのだな。 そこで結婚を止めることができれば傷は小さくて済むのだが、それはままならないのが世の常。 若い世代がこの有り様を見れば、婚姻率が下がり、少子化も進むわけだ。 2025/06/14
kaharada
6
凄まじすぎた…一気に読んだ。普通の夫婦ってないと思った。誰に巡り合うか、自分に何が起きるか。誰にだって起こりうる。 シュレーディンガーの猫。ある夫婦が異常だというのは外部の人の指摘で自覚できるが、実態なんてたとえ友人であろうと見えないもんだ。異常に気づかないままの夫婦なんて今この瞬間もたくさんいる。現実は小説よりもはなはだ怪奇だと思った。2023/09/18
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