出版社内容情報
生涯学習及び社会教育の歴史にはじまり、今後の問題までを、バランス良く、平易な書き方で概括した基本図書。大好評のロングセラーを3年ぶりに改訂。社会教育調査をはじめ掲載資料等を最新データに更新。社会教育主事等必修科目。
目次
生涯学習と社会教育
生涯学習と社会教育の歴史
生涯教育論の登場
生涯学習と学校教育
生涯学習の方法と内容
生涯学習と社会教育の計画
学習プログラムの編成
生涯学習関連行政の仕組み
生涯学習と社会教育職員
生涯学習と社会教育施設
生涯各期の教育課題
生涯学習と社会教育をめぐる課題
著者等紹介
佐藤晴雄[サトウハルオ]
日本大学教授(文理学部教育学科)。博士(人間科学)大阪大学。現在、放送大学客員教授、早稲田大学講師、日本学習社会学会常任理事(元会長)などを兼ねる。中央教育審議会専門委員、筑波大学大学院講師、九州大学講師、金沢大学大学院講師、大阪大学大学院講師、千代田区生涯学習推進委員(会長)、ちよだ生涯学習カレッジ学長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KJ.O
0
「生涯学習」と「社会教育」の歴史にはじまり、将来の問題までを平易な書き方で概括した基本図書で、わかりやすかった。先日読んだ概論書では不明だった点が理解できた。そもそも「社会教育」という馴染みのないものが、戦前から日本の社会にあったということ。ユネスコやOECDの提唱する「生涯教育」と融合してきたこと。それが、個人の自発性と主体性を伴った「生涯学習」という言葉に置き換えられ、「学校教育」と「社会教育」が生涯学習を支える社会の仕組みと捉え直されたことなどが理解でき「生涯学習」と「社会教育」の概念が整理された。2025/05/05