出版社内容情報
失われた明治の面影を伝え、庶民の心の襞につつましく分け入る素白随筆。文業に精通した著者による「素白ワールド」への招待。
【著者紹介】
1931年生。歌人、歌誌「槻の木」編集人。著書『森のふくろう』では、柳田国男の民俗学と短歌との関連を解明し話題となる。NHK短歌等で活躍。短歌関連の著書も多数。
内容説明
自ら溢れ出る高雅な品格と厚い教養、生粋の東京人の肌理細やか、洗練の極に達する“江戸追慕”。没後半世紀―新たなる脚光を浴びる素白随筆をめぐる初の評伝。
目次
1 岩本素白の生涯(父母のこと;御殿山小学校;麻布中学校;東京専門学校;麻布中学教諭 ほか)
2 岩本素白をめぐる人々―素白はどう読まれてきたか(山崎剛平;稲垣達郎;野尻抱影;広津和郎;森銑三 ほか)
著者等紹介
来嶋靖生[キジマヤスオ]
歌人、1931年生。早稲田大学政経学部卒業。1951年、「槻の木」に入り、1997年、都筑省吾の後、編集代表となる。1996年、「おのづから」三十首で第32回短歌研究賞受賞。著書に『大正歌壇史私稿』(第7回日本歌人クラブ評論賞、ゆまに書房)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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