内容説明
20年にわたる家族療法の経験があみ出したFIT(家族イメージ法)の世界。子どもはウチをどう見ているか。
目次
第1章 家族はどう変わってきたのか(家族イメージの変化;父親イメージの消失 ほか)
第2章 さまざまな家族イメージ(母親と父親が描く家族イメージ;家族イメージの夫婦間比較 ほか)
第3章 ケーススタディ・家族の危機と再建(不登校の家族イメージとその再建;摂食障害の家族イメージとその再建 ほか)
第4章 日本の家族はどうなっていくのか(最小の「家族」;三世代複合家族への視点 ほか)
著者等紹介
亀口憲治[カメグチケンジ]
1948年福岡県に生まれる。1975年九州大学大学院博士課程修了、同大学助手。1980~82年フルブライト研究員(ニューヨーク州立大学)。1995年福岡教育大学教授。1998年東京大学大学院教育学研究科教授。1999年東京大学附属心理教育相談室室長、学校臨床センター分室長。国際家族心理学会日本代表、日本家族心理学会常任理事、家族心理士・家族相談士認定機構常任理事、日本家族カウンセリング協会副会長、NPO法人システム心理研究所代表
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感想・レビュー
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坊主丸儲け
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確かに。個人の問題の背景には家族が関連する事は至極当然である。が、ひとりでカウンセリングや心理療法を受けることへのハードルよりも更に、家族みんなでカウンセリングや心理療法を受けるは高いよなぁ〜2015/10/27
Miyuki Inoue
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家族心理の第一人者の著書。せっかく同じ大学におられるので、一読。実際の面接も陪席させてもらっている。読むとさらに理解が深まる。2013/06/20
m k
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FIT分析の本。FITは家族システムを分析するための手法であり、家族がお互いに作ったものを見ることでより理解が進む。家族療法として粘土を行うことは、家族団欒の時間を擬似的に設けることになる。2025/05/27