内容説明
ショパンに関する書物は数多く出版されていますが、ショパンがポーランドで過ごした若き日々が正確に書かれた本は、あまり多くありません。本書の著者グルジンスキ兄弟は、ともにポーランド生まれの音楽学者。ショパンと親交の深かった家系であったこと、祖父がショパンの孫弟子と親交を持っていたことなどから、ショパンはつねに近い存在だったと言います。そのグルジンスキ兄弟が、ショパンの手紙や当時の音楽紙・誌を精査し、若きショパンを生き生きと描きました。ショパンの音楽の奥底に流れる想いが感じられる1冊です。
目次
第1章 プレリュード
第2章 生家ジェラゾヴァ・ヴォラ(ショパンの父親;両親の結婚とフレデリクの誕生;ジェラゾヴァ・ヴォラの由来と経緯 ほか)
第3章 ショパンの街ワルシャワ(ちっちゃなショパンちゃん;シャファルニァでの休暇;ドゥシニキでの療養 ほか)
第4章 母国での最後の年
付 ショパンに敬意を表するワルシャワ(ワルシャワ聖十字架教会;ショパンの両親、家族の墓地;ワジェンキ公園のショパン像 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソバージュ
5
ショパンがポーランドで過ごした前半生。病弱で田舎町で療養することも多く民謡に関心が高かったこと、コンスタンツィアへの恋慕、当時コンサートの間に他楽器演奏を挿むスタイルだったこと、心臓が入っていた壺が破壊されなかった理由などが特に興味深かった。2025/07/18
偽教授
0
ショパンの伝記だが、ポーランド時代しか扱っていない。マニアックすぎて何がやりたいのか分からない。2012/04/03
Erikom
0
ショパンのことを調べていた時読んだ本。ポーランド時代しか書かれていないものの、自分が知っている偉大なショパンが、陰口を言われたり病弱であったり同じ人間であることが分かった、と昔の自分の読書感想文に書かれている。2016/06/06
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