内容説明
誰もが虜になった。実験室、12の操作、賢者の石、四大元素、赤い王、伝説の錬金術師、密儀の手まで。皇帝を夢中にさせ、産業や科学発展の原動力ともなった錬金術の、基礎技術、歴史、理論と実践をたどる!貴重図版多数!研究・創作資料に!
目次
第1章 錬金術の基礎技術(産業と錬金術;錬金術の実験室;大いなる作業;『沈黙の書』)
第2章 錬金術の歴史(アラビア錬金術の登場;中世修道院における実践;ルネサンス魔術とパラケルスス;錬金術都市プラハ;薔薇十字錬金術;科学派の錬金術)
第3章 錬金術の理論と実践(ヘルメス・トリスメギストスの「エメラルド板」;錬金術の象徴と記号;調和する宇宙;錬金術の実験;アンチモンと緑ライオン;赤い王と賢者の石)
第4章 ロマン主義からモダニズム芸術へ(ベーメのキリスト教神智学;ロマン主義と錬金術;モダニズム芸術と錬金術;『ロスト・シンボル』の「密儀の手」)
著者等紹介
吉村正和[ヨシムラマサカズ]
1947年、愛知県生まれ。1974年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。名古屋大学教授を経て、名古屋大学名誉教授。専攻は、近代ヨーロッパ文化史、西洋神秘思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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