出版社内容情報
ルネサンス前夜のフィレンツェ絵画から、カラヴァッジョによる写実的表現の完成まで、代表的な作品の美術的特徴や時代背景を解説。
【著者紹介】
1960年生まれ。多摩美術大学教授。東京藝術大学卒業後、フィレンツェ大学に留学。『イタリア・ルネサンス美術館』、『システィーナ礼拝堂を読む』(共著)など。
内容説明
55の代表作でわかるルネサンスの全体像。名作に秘められた謎を解き明かす。
目次
第1章 プロト・ルネサンス(一三世紀のフィレンツェ絵画;ジョットの革新;ジョット様式の継承と展開)
第2章 初期ルネサンス(一五世紀初頭のフィレンツェ;マザッチョの革新;マザッチョ以降の動向)
第3章 盛期ルネサンス(ヴェロッキオ工房出身の画家たち;一六世紀の三巨匠;一六世紀初頭のヴェネツィア)
第4章 後期ルネサンスからカラヴァッジョへ(一六世紀前半のフィレンツェ;一五三〇年以降のヴェネツィア;カラヴァッジョの登場)
著者等紹介
松浦弘明[マツウラヒロアキ]
1960年生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業後、イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学へ留学。帰国後、東京藝術大学大学院博士後期課程満期退学。現在、多摩美術大学教授。日伊協会、朝日カルチャーセンター、NHK文化センターなどでも西洋美術史やイタリア語の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
40
図書館本。イタリアルネサンスの美術史を13世紀からカラヴァッジョまでわかりやすく解説。次に旅行に行くなら、必ず予習して臨もうと決意。明日から本格的に仕事だけど、辛くなったら別世界のルネサンスの作品群を思い出し、逃避して乗り切ろうと思う。2022/08/24
こぽぞう☆
11
図書館本。13世紀のものからカラヴァッジョまで、ほぼ厳密に「絵が描かれた」年代順に、図版が載っている。同じ画家でも時代によって、またほかの画家の影響で画風が変わっているのがわかる。オールカラーじゃないのが残念。2018/08/01
takao
2
ふむ2023/01/24
おだまん
2
カラヴァッジョ展の予復習に。イタリアに行きたくなってしまうなぁ。2016/06/18
\しおり/
2
カラーで楽しくパラパラと。遠近法がいろいろあるなんて知らなかった。ビザンティン美術では悪人を横顔で描くなんて知らなかった。ルネサンスのテーマは古代美術の復興とキリスト教の普及。古代美術の特徴であるリアリズムで人物の躍動感と空間の現実味を表現。偶像崇拝禁止だったキリスト教は美術のおかげで読み書きできない人にも広まったそう。歴史の14世紀〜16世紀はこれが副読本だ。2016/03/16
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