内容説明
平家の栄華を築いた日本の覇者。武士として初めて太政大臣に昇りつめ、新都建設を計画し、日宋貿易を行った清盛の壮大なドラマ。
目次
史実と伝承
1部 清盛の生涯(伊勢平氏の成立;清盛登場(出生~青年期)
保元・平治の乱
平氏政権の台頭
独裁)
2部 交響する清盛像―近世から近現代へ(平家物語と平清盛;六波羅蜜寺の「平清盛坐像」;清盛塚十三重石塔;清盛像との対話)
著者等紹介
樋口州男[ヒグチクニオ]
1945年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。拓殖大学政経学部非常勤講師
鈴木彰[スズキアキラ]
1969年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得。博士(文学)。明治大学政治経済学部准教授
錦昭江[ニシキアキエ]
1955年生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。博士(文学)。鎌倉女学院中学校・高等学校校長
野口華世[ノグチハナヨ]
1972年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(史学)。國學院大学文学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おの
11
図書館本。昔厳島で見た平家納経を思い出し。あれは清盛が50歳くらいの頃とのことで、もっと若い頃かと思ってたから意外だった。清盛の父の忠盛の書が紙で残ってるとか凄い。900年前だぞ。まさに文字は時空を超越するな…とロマン。平家物語の原文を読みたくなった。2022/04/17
大竹 粋
8
鎌倉殿13人に繋がる清盛の成り立ち、趨勢を知っておきたく、読了。やはり、この藤原氏と宮家の複雑な婚姻関係や複雑な勢力図は、この頃の中世ヨーロッパにも通じるものがある。権力構造や、政と宗教、封建制度に共通する力学なのかもしれない。 とは言え、もっとも重要な要素は結局人、という事だなと。2022/03/04
takao
1
ふむ2021/06/17
ジョニー
1
大河ドラマの評判はいまひとつのようですが、天皇家と藤原家、平氏、源氏等の関係は複雑なので、この本などを読んで当時の時代背景と人物相関を理解すると、すこしは楽しめるように思います。 TVは娯楽と決め付ける方には向きませんが。2012/05/05
happykyo55
1
歴史好きな者にとっては、沢山の写真や図表などあり、より詳しく平清盛に触れられると思う。 社会科の資料集ぽいが、深く知れて良かった。2012/03/18