出版社内容情報
「私の攻撃力の源は、詰碁です」
・上野愛咲美の攻撃力は、詰碁で鍛えられた読みに支えられている!
・読みはセンスでなく、鍛えられるもの!
・コツは難しい物を解かずに、楽しんでサクサク解くこと!
【はじめにより】
私は詰碁が大好きです。
囲碁を多くの人に楽しんでもらいたい。
と同時に、詰碁の楽しさもみなさんに知ってもらいたい。
そんな思いがいつの間にか囲碁ライターの内藤さんに伝わり、
「上野先生の詰碁愛が詰まった本を出しましょう!」といわれ、
詰碁の本を作ることになりました。
本書は「基本的な詰碁の練習問題」と、
私の実戦で出てきた死活を問題形式で解説する
「実戦的な詰碁問題」との2本立てで構成されています。
プロの実戦なんて難しいと思われるかもしれませんが、意外と基本の形が出てくることも多く、
そのような形を選んで出題しました。
【特徴】
・級位者も、段位者もチャレンジできる詰碁の問題
・上野愛咲美の実戦譜から、詰碁的ひらめきの瞬間を解説!
・詰碁の実戦での活かし方がわかる
・詰碁マニア上野愛咲美が詰碁愛を語る!
★上野語録
「世の中にある詰碁は全部解いてみたいので、
新しい詰碁を見ると「やった!!」と思います」
「解けたときの喜び、感動、爽快感があります。
ときめきがあり、他では味わえない」
「この問題、うますぎる!」
「「詰碁仲間」は5人くらいいて、
問題数や正答率ランキングを競ったりしています」
「詰碁は私の碁のバロメーターなんです。
私のような攻める棋風は、読みが衰えるとすぐ弱くなります」
「毎日最低300問以上やって、1~2週間後に効果が出ます」
内容説明
女性初の新人王。世界と互角に戦う上野愛咲美は詰碁マニアだった!上野の実戦譜から「詰碁的」ひらめきの瞬間を解説!
目次
序章 詰碁を解く・楽しむための基本のキ(自分の石が生きるとき;相手の石を殺すとき)
第1章 詰碁がわかる超基本問題(対 大竹優七段;対 台湾強豪棋士 ほか)
第2章 詰碁が好きになる基本問題(対 西山静佳初段;対 蘇耀国九段 ほか)
第3章 できたら強い!詰碁厳選問題(対 謝依旻七段;対 謝依旻七段 ほか)
第4章 できたら凄い!超難問(対 牛栄子四段;対 向井千瑛六段 ほか)
著者等紹介
上野愛咲美[ウエノアサミ]
棋士。2001年10月26日生。東京都出身。藤澤一就八段門下。2016年入段、2018年二段。2023年五段。獲得タイトル数14(2024年7月現在)。上野梨紗三段は実妹。女流本因坊、女流名人、女流立葵杯、女流最強戦、女流棋聖の女流タイトルすべてを獲得しグランドスラム達成。2022年SENKO CUPワールド碁女流最強戦で世界戦初制覇。全棋士参加の竜星戦で準優勝したのを始め、若鯉戦(男女参加の若手棋戦)で連覇。さらに女性初の新人王を獲得するなど、女流の枠を超え一般棋戦や世界戦で活躍する
内藤由起子[ナイトウユキコ]
囲碁観戦記者・ライター。1966年9月19日生。神奈川県平塚市出身。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。囲碁部OG。朝日新聞「囲碁名人戦」観戦記担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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