ふくろうの本
図説 不思議の国のアリス

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  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309760933
  • NDC分類 933
  • Cコード C0398

内容説明

魅惑のワンダーランドの完全ガイドブック。写真術の発明に地下の国のドードーや恐竜の発見、ヴィクトリア朝の魅力的な文化がワンダーランドを支えていた!おかしな住人の出自を探り、奇妙な論理を読み解く本格的アリス読本。

目次

序章 不思議の国への招待(『不思議の国のアリス』の成立;地下の国こそ不思議の国 ほか)
第1章 アリスの「不思議の国」へ―『不思議の国のアリス』を読む(ウサギ紳士に誘い込まれたアリス、深い穴を落下;いきなり小さくなったアリス ほか)
第2章 アリスの「鏡の国」へ―『鏡の国のアリス』を読む(アリス、鏡の国でチェスの駒を驚かせる;鏡を通して見ればちゃんと読める文字 ほか)
第3章 アリスとキャロルと写真術(キャロルにとっての写真術;キャロルの時代の写真術 ほか)

著者等紹介

桑原茂夫[クワバラシゲオ]
1943年東京生まれ。編集スタジオ「カマル社」代表。日本におけるルイス・キャロル研究の先鞭をつけた『別冊現代詩手帖 ルイス・キャロル』の編集長であり、日本におけるアリス・ブームの仕掛け人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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水樹ユカリ

3
原作ももちろん好きだけど、キャロルは英語の言葉遊びも凝っているから、こういった解説本を読むのも楽しい。この本読んで、「ああ、そういうことだったのか!」と思うこともしばしばだし、原作が更に楽しくなってきます。2010/05/24

ニョンブーチョッパー

2
★★★★☆ 恐竜の化石がドラゴンの伝説に現実味をもたせるのに一役買ったということは知らなかったので、なるほど、さもありなんと思った。ラッカムが描いたアリスのイラストも可愛いけれど、インパクトという意味ではたしかにテニエルの絵は印象的。テニエルの絵によって『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』がシリーズ物として確立したという指摘になるほど。「三月ウサギの狂ったお茶会」で裏のネタになっている慣用句を知っていればなお楽しめる、みたいなことが、他にもたくさんありそう。2019/10/23

稲坂

2
ルイス・キャロルことドジソンの、人となりがわかったような気がした。英語だと駄洒落とわかるのか、日本語だから「屁理屈と意味不明なだけの会話」という印象だったが。。。 なんというか、ドジソンの写真術は素晴らしかった。2012/09/03

ふたば

1
キャロルというかドジソンの撮影した少女達の写真や、彼の描いた挿絵が沢山見られて楽しい。未だ成熟していない、彼と一緒に魔術の世界へ飛び込んでくれる仲間としての少女たちへの深い愛が伝わってくる。図が沢山あって、色々な画家の挿絵を見比べられるのも良かった。2013/08/22

1
日本語ではわからなかった洒落も英語から見て初めてわかったり目から鱗。 不思議の国のアリス、鏡の国のアリスと順を追って解説していってくれるので読んだ当初の可笑しさもよみがえり二重の意味で楽しめました。 時代背景やキャロルと写真術の関係についても考察しており、それらがどのようにアリスファンタジーに影響していってるかがわかり面白かったです。2012/10/17

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