出版社内容情報
哲学書の翻訳を手掛ける一方、小説などに関するエッセイでも親しまれた木田元の仕事を問い直す。鷲田清一、高田珠樹、津野海太郎他。
目次
特別対談 鷲田清一×高田珠樹 思想史の世界をめぐり続けて―木田元が遺したもの
木田元入門 反‐哲学者の足跡
エッセイ(器の大きい人;出発点としての木田元 ほか)
論考(正真正銘のハイデゲリアン;根源的自然への問い―現象学者としての木田元 ほか)
木田元コレクション(対談;哲学 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りっとう ゆき
2
ご本人の文章、周りの方々の回顧録や対談、書評も載っている。そしてまた読みたい本が増えた。2023/04/24
悠
1
昨年、木田先生の訃報に接して、いつかはと覚悟していたけれども、やはり少なからぬショックで、もう新著にふれることはないと思うと寂しさがつのる。興味のある分野ごとに、相性のよい「先生」を選んでは、著作を通して教えを乞う、という習慣があって、西洋哲学は、ずっと木田先生の手ほどきで学んできた。現象学の紹介者として、反哲学の哲学者として、斯界屈指の翻訳家として、エッセイストとして、本当にたくさんのことを教わった。とりわけ、日本人として、どんなスタンスで西洋哲学とつきあえばよいのか、を。その多彩な顔に迫る贅沢な一冊。2015/02/17
Ex libris 毒餃子
1
木田元アンソロジー。木田元の人となりが詳細に知れて良かったです。2015/01/18
yoyogi kazuo
0
池田晶子の名前が一箇所でも出てくるかと思ったが全くなし。読み終えて出版社名を見て、ああそうかと思った。2025/06/14