出版社内容情報
話題の古典新訳を手掛けた作家たちは作品についてどう捉え、どう訳したのか。作品の魅力や訳の工夫を語った、大好評の古典講義。
池澤 夏樹[イケザワ ナツキ]
1945年帯広生まれ。88年「スティル・ライフ」で芥川賞受賞。おもな小説に『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『カデナ』など。エッセイに『終わりと始まり』など。
伊藤 比呂美[イトウ ヒロミ]
1955年東京生まれ。詩人。『ラニーニャ』で野間文芸新人賞。『とげぬき新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞・紫式部文学賞受賞。著書に『良いおっぱい悪いおっぱい』『伊藤ふきげん製作所』『閉経記』ほか。
森見 登美彦[モリミ トミヒコ]
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部修士課程修了。「太陽の塔」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。著書に『夜は短し歩けよ乙女』(山本周五郎賞)、『ペンギン・ハイウェイ』(日本SF大賞)等。
町田 康[マチダ コウ]
1962年大阪生まれ。作家・詩人・パンク歌手。2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年、詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。
小池 昌代[コイケ マサヨ]
1959年東京生まれ。詩と小説に従事。主な著作に、詩集『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)『コルカタ』(萩原朔太郎賞)短篇集『タダト』(表題作で川端賞)、長篇『たまもの』(泉鏡花賞)等がある。
内容説明
可笑しい!エロい!グロい!古典ってこんなに面白い!「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」で新訳を手掛けた作家たちが語る、最良の古典入門ガイド。
目次
古事記―日本文学の特徴のすべてがここにある(池澤夏樹)(日本文学のはじまり;政治的な目的、文学的な喜び ほか)
日本霊異記・発心集―日本の文学はすべて仏教文学(伊藤比呂美)(古代の流星群;エロ満載。生きるがまま、死ぬがまま ほか)
竹取物語―僕が書いたような物語(森見登美彦)(順番がまわってきた;アホな男たちの勢い ほか)
宇治拾遺物語―みんなで訳そう宇治拾遺(町田康)(人と会えるような嬉しさ;コツ1 直訳 ほか)
百人一首―現代に生きる和歌(小池昌代)(日本語の井戸;歌の花束、和歌の祝祭 ほか)
著者等紹介
池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、2011年朝日賞、ほか多数受賞
伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年東京都生まれ。詩人・作家。99年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞を受賞、2006年詩集『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞を受賞。15年坪内逍遙大賞を受賞
森見登美彦[モリミトミヒコ]
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院修士課程修了。2003年「太陽の塔」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著書に『夜は短し歩けよ乙女』(山本周五郎賞)、『ペンギン・ハイウェイ』(日本SF大賞)、『聖なる怠け者の冒険』(京都本大賞)などがある
町田康[マチダコウ]
1962年大阪府生まれ。作家・詩人・パンク歌手。97年「くっすん大黒」で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年、詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞
小池昌代[コイケマサヨ]
1959年東京生まれ。詩人・作家。99年詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、2010年『コルカタ』で萩原朔太郎賞を受賞。短編集に『感光生活』『悪事』『タタド』(07年表題作で川端康成文学賞)、長編に『厩橋』『弦と響』、14年『たまもの』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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