出版社内容情報
近代以降、多様な形で展開してきた詩歌の世界。明治から平成までの詩を池澤夏樹、短歌を穂村弘、俳句を小澤實が精選。
池澤 夏樹[イケザワ ナツキ]
1945年帯広生まれ。88年「スティル・ライフ」で芥川賞受賞。おもな小説に『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『カデナ』など。エッセイに『終わりと始まり』など。
穂村 弘[ホムラ ヒロシ]
1962年、札幌市生まれ。歌人。歌集に、『シンジケート』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』他。エッセイ集他に、『世界音痴』『現実入門』他。また、絵本翻訳も多数。
小澤 實[オザワ ミノル]
1956年長野県生まれ。俳人。「澤」主宰。2006年『瞬間』で読売文学賞詩歌俳句賞、08年『俳句のはじまる場所』で俳人協会評論賞受賞。著書に句集『砧』『立像』『小澤實集』、『万太郎の一句』など。
内容説明
萩原朔太郎、安西冬衛、谷川俊太郎等、詩人四十一人の作品を収録する「詩」(池澤夏樹・選)、北原白秋、塚本邦雄、馬場あき子等、歌人五十人の作品を収録し鑑賞を加える「短歌」(穂村弘・選)、井月、高濱虚子、攝津幸彦等、俳人五十人の作品を収録し口語訳と鑑賞を加える「俳句」(小澤實・選)。新たに西洋から導入された近代詩、和歌から一新した短歌、連句から独立した俳句…明治以降、変革を経ながら多様に展開してきた詩歌の世界を一望する。
目次
詩 池澤夏樹選(島崎藤村―初恋/小諸なる古城のほとり;伊良子清白―漂泊;高村光太郎―樹下の二人 ほか)
短歌 穂村弘選(正岡子規;佐佐木信綱;与謝野鉄幹 ほか)
俳句 小澤實選(井月;内藤鳴雪;村上鬼城 ほか)
著者等紹介
池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年北海道生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか受賞多数
穂村弘[ホムラヒロシ]
1962年北海道生まれ。歌人。2008年『短歌の友人』で伊藤整文学賞、「楽しい一日」で短歌研究賞受賞
小澤實[オザワミノル]
1956年長野県生まれ。俳人。2000年「澤」を創刊・主宰。06年『瞬間』により読売文学賞詩歌俳句賞、08年『俳句のはじまる場所』で俳人協会評論賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
starbro
スプーン
ぐうぐう
fishdeleuze