内容説明
かつて人びとはこのように生き、子どもたちはこのように遊んでいた。写真のなかにあのころのあなたがいる。路地から盛り場の街角へ。昭和20~30年代の都市の風景と日々の暮らし。
目次
街並みと暮らし(路地;井戸端;チャンバラごっこ ほか)
盛り場の風景(人が集まるということ;あいまいな場所;買い物の楽しみ ほか)
駅とみち(駅のルール;見送り;待ち合わせ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
3
失われた日本の風景の都市懐旧編。都市が大好きなので、観ていてとても楽しい。ワクワクしてしまう。日本橋の上に首都高が走っていない昭和37年の写真には感動した。かつての都市の魅力を再評価し、今後の都市計画に生かす視点はとても重要だ。日本橋の首都高を撤去して青空を取り戻す動きもある中で、こうした過去を伝える良質な写真がもっと人々の目に触れるよう望みたい。2012/12/08
勝浩1958
1
一枚一枚の写真がなんと言ったら良いのだろう、懐かしいような愛しいような。東京下町のたたずまい、そこで暮らす人々の姿。原っぱ、路地、紙芝居、竹馬、メンコ、駄菓子屋。 地方都市の駅前の風景にも魅せられる。 タイムスリップしてもう一度体験してみたいそんな昭和20~30年代の日本がここにはある。2011/09/04