内容説明
サイコの祖というべき連続殺人鬼。ロンドンを恐怖に陥れた犯行予告。ホームズの同時代人。ヴィクトリア女王を悩ませ、スコットランド・ヤード総監を辞任に追い込んで、ついに捕まらなかった謎の男―その正体に、日本の第一人者が現場写真・ジャックからの手紙等の貴重な図版を集成して迫る。
目次
第1部 切り裂きジャック五つの事件(第1の殺人;第2の殺人;第3の殺人;第4の殺人;犯行声明―切り裂きジャックの登場;第5の殺人)
第2部 切り裂きジャック伝説(その後の類似事件;切り裂きジャックの有力な容疑者たち;切り裂きジャック伝説)
著者等紹介
仁賀克雄[ジンカカツオ]
1936年横浜生まれ。早稲田大学商学部卒業。在学中の57年にワセダ・ミステリ・クラブを創立、同幹事長。日本で唯一のリッパロロジスト
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感想・レビュー
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★YUKA★
33
図説と付いてるだけあって、かなり解りやすい一冊でした。ただ遺体写真もかなり鮮明に載っていて、ちょっとビックリ(○_○)!2014/11/24
my
12
軽い気持ちで読み始めたけど被害者の写真なども載せられていて、何年も昔のこととはいえ途中辛かった。無意識にショックを受けていたのか連続殺人の予告をされる夢を見ました、怖かった(笑)いくら捜査のための技術がまだ足りない時代とはいえこれだけ派手な殺人をして犯人が見つからなかったのもすごい。当時の時代背景なんかも知れてよかった。2014/10/05
sawa
6
★★★☆☆ 切り裂きジャックって、売春婦ばかりを狙った通り魔の紳士なイメージしかなく、こんなに残虐な殺し方をしているとは驚いた。被害者の遺体の写真もあり、心臓がぎゅうとした。あーおっとろいた。作者はあの早稲田大学のミステリー研究会の創始者なんだそうな。(図)2012/02/12
テツ
4
切り裂きジャックの正体が有力な被疑者の一人、アーロン•コスミンスキーでほぼ間違いないとのニュースを見てから久々に再読。アーロンは精神疾患があったと何かで読んだけれど、遺体に対する凄まじいまでの損壊(写真も残されている)、捜査陣に対する挑戦的な態度。精神的な病の影響はもちろんあるだろうけれど、売春婦への憎しみをただただ募らせてここまでのことを行える人間の存在が恐ろしい。個人的に血液を見ると貧血を起こすくらいに血がダメなので余計にそう思う笑 正体が明かされたことで一世紀以上続いたこの悪夢も一区切りですね。2014/10/15
takao
1
ふむ2021/07/31