内容説明
ヨーロッパ在住二十年の著者が32カ国の国民性、気質を実地での体験をもとに解説。
歴史や民族、文化が異なる個性的国々を描く。
ギリシャ人はなぜ働かないのか? なぜ幸福なノルウェーで大量殺人が?
なんでもありのオランダ人。時間にルーズなポルトガル人。
…EUの危機がわかる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
31
★★★★★ ヨーロッパ各国の国民性が面白おかしく書いてあって楽しめる。日本人と似ている国が何か国もあったり、関西人っぽいとか、東北気質とか探せば似ているところはいろいろあるのね。2016/03/20
犬こ
19
ヨーロッパ32ヶ国の国民の特徴を歴史、文化、産業、ジョークなどを交えながら紹介した本で、興味深く面白く読める一冊。マケドニア、アイスランドなど、あっ、この国たちはヨーロッパか!とあらためて思いだしました(苦笑)2017/01/27
kei
17
ヨーロッパ32ヶ国の国民性などを紹介した本。 大国よりも世界史でなかなか勉強しない あまりなじみのない小国の内容が面白かった。2018/07/15
サンノート
12
ヨーロッパという地域はいくつかの国に分かれている。あれだけ限定された地域内の、隣り合った国同士、固まりあった国同士なのに、これほどまでに国民性に違いが出るというのが面白い。と思ったけど、日本国内だけを取ってみても、県によって「県民性」なるものがあるよなあと思った。雑談でも使えそうな雑学がたっぷり掲載されている。ちょっと得した気分に。ただ知識だけあっても、本当に知識の通りかはわからない。そこは実際に会ってみて確かめるしかないのだろう。2015/11/07
羊の国のひつじ
8
ベオグラードに住む著者がヨーロッパの国で人をステレオタイプ化したもの。あくまでも傾向なので当てはまらない人もいると思うが、その国や民族の傾向を知っておくことで回避できる誤解やトラブルは多いと感じる。エスニックジョークは何度読んでも面白い。フランスではボンジュール、ムシュー(マダム、マドモワゼル)と話しかけるだけで、誰もが心良く応対してくれるそうだ。フランス語に高い誇りを持っている彼らは不躾に英語で話しかけたりすると無視したりするそう。国による常識の違いを理解し、どの国の人とも仲良くしていきたいものである。2018/09/30